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2017年04月25日

驕れるものは久しからず。

2017年 4月24日(月) 晴れ

南東の風 おだやか 水温22~23度 
  
 クロワッサンの予約的には、いやはやなんともムダにバッチシの海況&お天気。

 一昨日がこうだったらなぁ……。

 …などと死んだ子の齢を数えても仕方がない。

 というか、実はその一昨日は朝イチで島を発たざるを得なくなったゲストの方々が雑貨屋さんにて大人買いをしてくださり、翌日もそしてこの日も、全ての日帰り来島者に占める来店者数でいうなら5パーセントにも満たないにもかかわらず、ちゃんと仕事をしている的売り上げが。

 日中の開店時間だけでこれだったら、朝から夜中まで接客が必要なダイビングのゲストお1人様が数日間滞在しているよりいいかも……。

 <それを言っちゃあおしまいよ。

 と寅さんに言われそうだから口には出さないけど(書くけど)、朝早いうちに趣味のダイビングをして、日中は雑貨屋さんで1万円前後の売り上げがある……なんて日々をずっと過ごせていたら毎日楽だろうなぁ!!

 …それは逆に、産まれない子の齢を数えるようなものか。

 さて。

 昨夏は白化で騒ぎになっていたのはみなさんご存知のとおり。

 ひと冬越して、サンゴもイソギンチャクも白化という受難からようやく解放されている………のかと思いきや、イソギンチャクの中には相変わらず白化を引きずっているモノがいる、ということは先日ご紹介した。

 では、昨夏このようになっていたセンジュイソギンチャクは、今どうなっているのだろう。

驕れるものは久しからず。


 これは岩場のポイントにいるセンジュイソギンチャクで、その存在を知ってからもう20年にはなるから、イソギンチャク自体も相当大きい。

 なので白化してはいても、周りのサンゴたちと同じくちゃんと復活するだろうとは思いながらも、それとは別の危惧もあった。

 というのも、このセンジュイソギンチャクのすぐそばにシライトイソギンチャクがあって、そこではクマノミ夫婦が仲良く暮らしている。

 ところがそのシライトもまた白化の憂き目に遭い、なおかつ白化のダメージでかなり縮んでしまっていたため、住人のクマノミたちは寄る辺を失いかけていた。

驕れるものは久しからず。


 そのため、近所のこのカクレクマノミがいるセンジュイソギンチャクまで遠征しては、やたらとカクレクマノミにちょっかいを出しまくっていたのである。

驕れるものは久しからず。


 白化が進んで五島うどんのようになったセンジュイソギンチャクの触手の間に見え隠れするカクレクマノミたち。

 ちょっと体を外に出すと、たちまちクマノミがいじめに来るからずっと隠れ潜んでいなきゃならない。

 本来クマノミはセンジュイソギンチャクをマイホームにはしないから、あくまでもちょっかいだけだったかもしれないけれど、白化で住環境が悪くなってしまってストレスが溜まっていたからだろうか、カクレクマノミたちに対する嫌がらせは執拗で、バブル華やかなりしころの地上げ屋もかくやというほどだった。

驕れるものは久しからず。


 こうして見ると、まるでクマノミが住人であるかのよう。

 オトナのクマノミに比べれば遥かに小さなカクレクマノミはかなうはずはなく、立派なメスもかなり疲れ気味になっていて、秋ごろには見るからに精も根も尽き果てているかのようだった。

驕れるものは久しからず。


 各ヒレのボロボロ感、おわかりいただけるだろうか。

 あれから半年経ち、果たしてセンジュイソギンチャクは、そして住人のカクレクマノミたちはどうなっているだろう。

 久しぶりにその岩場のポイントに訪れてみると……

驕れるものは久しからず。


 復活!!

 そしてカクレクマノミママも、すっかり元気になってヒレもきれいになっていた。

 一方、地上げ屋クマノミ夫婦は??

驕れるものは久しからず。


 Gone.

 うーむ…諸行無常の響きあり。

 夏が終わったころには少しずつ体積を取り戻していたように見えたのに、ひと冬越してむしろイソギンチャクが縮み過ぎ、クマノミたちは住んでいられなくなってしまったのだろうか。

 大きなクマノミにとっては住めない環境になってしまったのかもしれないけれど、当時は居候だったハナビラクマノミチビターレにとっては手ごろなマイホームのようで、クマノミ夫婦が居なくなれば虐げられることもなくなり、晴れて「先住者特権」を手にしたようだ。

 だから居候時代とは違って動きは活発で、イソギンチャクの上で悠然と過ごしている彼なのだった。

驕れるものは久しからず。


 このポイントに来るとほぼ必ず訪れるカクレクマノミのすぐそばに居るから、今後の成長をそっと見守ってみることにしよう。


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Posted by クロワッサン at 07:24│Comments(3)水納島の海
この記事へのコメント
はじめまして、沖縄県にお住まいですか?
当方、うるま市在住です、いきなりですが、ホシガメをペア
で飼育してますが2週間ほど前にオスが交尾行動をして
ましたが3~4日で交尾行動がなくなりました、オスが400g
メスが700g前後です、生後3年前後の個体です
これからの飼育環境などどうすれば良いですか
アドバイス宜しくお願いします。
Posted by ZRX at 2017年04月25日 21:22
水温がちょっと上がっている(^^)
Posted by 泉ちゃん at 2017年04月25日 21:36
ZRXさん、
はじめまして。もちろんながら沖縄県在住です(笑)。

ご質問の件、
オスは発情すると、相手がオスであれ誰彼かまわず交尾行動をするので、
それが即産卵に結びつくかどうかはわかりませんが、
もし「産卵ペア」になりそうでしたら、
卵を産むための場所が必要になります。
20センチくらい縦に地面を掘ってから産卵しますので、
飼育環境内にそういった「掘れる場所」が必要です。
ただし掘る場所はメスにもそれなりにこだわりがあるようで、
当方の場合は2畳くらいの飼育スペースをさんざんウロウロしたあげく、
ようやく場所を定めて掘り始めます。
産卵場所は、ある程度選択の自由があったほうがいいのかもしれません。

産卵後メスは卵を埋め戻しますが、
南国沖縄でもホシガメを孵化させるには気温が足りないので、
専用の孵卵器を用意して卵を移す必要があります。
爬虫類ですので卵の発生が進み始めてから卵を動かしてしまうと発生がストップしてしまいますから、
産卵直後、遅くとも翌日には孵卵器に移す必要があります。

うまくいけば、卵はだいたい100日余りで孵化します。

以上、拙ブログのページ左欄の「カメハウス」というカテゴリーにて、
飼育環境等画像つきでご覧いただけます。

ものすごくテキトーに飼っているため、
あまり参考にはならないと思いますが、
お役にたてれば幸いです(笑)。

泉ちゃんさん、
晴れてさえいれば、寒さはまったく問題ありませんよ!
晴れてさえいれば……(笑)。
Posted by クロワッサン at 2017年04月26日 18:03
 
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