蟄虫啓戸。
2021年 3月4日(木) 曇り時々晴れ夜雨
南東の風 波あり
少々強めの南風で、ときおり晴れ間が出るお天気だったこともあって、春が戻ってきてくれた。
日中は上着を着て散歩していると暑いくらいだから、蝶々たちもヒラヒラパッパと元気に飛び回っている。
ところが、この冬ずっと見てきた例の越冬隊は……
この日も依然避寒ビバーク態勢継続中。
以前の場所よりも葉っぱ1枚分くらい奥まったところに移動しているみたいだから、この期間中頑なに微動だにしなかったわけではなさそうではある。
それにしたって、こんなに暖かくなってもまだ密集しているなんて。
…というか、シロジュウジホシカメムシの集団って、そもそも本当に避寒のためのものなんだろうか??
これほど暖かいのに頑なに密集している様子を見ていると、疑わしくなってきた。
前にも書いたけど、これで「啓蟄」になった途端に集団解除となったらすごいなぁ……。
あ!
今月5日がその「啓蟄」だ。
啓蟄って言葉も意味も知ってはいたけれど、元の言葉は知らなんだ。
啓蟄は「蟄虫啓戸」の略で、訓読みすれば「すごもりむしとをひらく」と読むんだそうな。
冬場に巣籠りしていた虫が戸を啓き、スプリングワールドに躍り出る。
今月5日を境に、このカメムシ集団が忽然と姿を消したら……
「二十四節季すげぇ~~!」
…と3回ほど叫びます。
翌6日に忘れずにチェックしに行かねば。
関連記事