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2012年03月19日

うちの奥さんとカメラは使いよう

2012年 3月18日(日) 晴れのち夕方雨

南の風 おだやか 水温20度

 夕方には本降りの雨になったものの、午前中はまさに「うりずん」って感じの日和。

 久しぶりに「海」で潜ってきた。

 太陽が出ている海中はさぞかしきらびやかに!!

 ……と思ったら、干潮時だったこともあってか、海中はどんよりと濁っていた。

 おまけに寒いッ!!

 石垣で、たとえ池の中とはいえ水温26、7度の水中に慣れてしまった体に、20度の水は肌に突き刺さるほどイタイ。

 でも!!

 太陽が輝いているってのは、やっぱり素晴らしい。
 手のひらを太陽に透かしてみれば、真っ赤に流れる僕の血潮。

 オオモンだって

うちの奥さんとカメラは使いよう


 ハナミノだって

うちの奥さんとカメラは使いよう


 ガメ公だって

うちの奥さんとカメラは使いよう


 みんなみんな 生きているんだ トモダチな~ん~だぁ~♪
 @僕らはみんな生きている

 ところで。
 昨年、シーズンオフになってから、うちの奥さんは新たにコンデジを買った。
 被災したとき、従来持っていたカメラの予備のバッテリーがダメになってしまったためバッテリーを買おうとしたものの、バッテリー1個を買うくらいなら、同じバッテリーを使うコンデジを買ったほうがなんとなくお得感がある。

 そう考えたうちの奥さんは、僕のオススメを一顧だにすることなく、自分の思うとおりにフジファインピクスの最新モデルを買った。

 そこまではいい。
 ところが不思議なことに、11月に手に入れたというのに、そのオニューをなかなか使おうとしない。
 12月になって何を言うかと思えば、

 「新年からでいいか!」

 あのぉ………デジカメって、半年ごとくらいに新機種が出てくるツールでしょう?せっかく買っても2ヶ月使わないって………
 その分型落ちってもんじゃないんですか??

 そして挙句の果てに。
 今年になって、ようやく進水式を迎えようとしたときのこと。

 「あれ?」

 例によって間の抜けた声を発するうちの奥さん。
 何事かと思えば、ストロボが使えないという。

 もちろんコンデジ自体には内臓ストロボがついている。ボタンを押すと、ビヨンとせり出してくるストロボだ。
 ところがメーカー純正のハウジングには、その内臓ストロボを起動するためのボタンがない!

 まさかそんなはずはあるまいと思いつつ、カメラとハウジングそれぞれの取説をいつになく隈なく読んでみたものの、どうやらハウジング越しにストロボをオン状態にするのは不可能のようだ。

 ってことはつまり………

 ………自動で電源が切れてしまう省エネモードをオフにし、潜る前からカメラをオンにして、ストロボを起動しておかなければならない??

 な………………なんて不便なんだ!!!

 ひょっとすると取説を見落としているかもしれない…という一縷の望みは、読めば読むほどあきらめに変わった。

 結局、潜っている間じゅう電源をつけたままにする以外に方法がない、超不便な最新のデジカメを使ううちの奥さん。

 で、なにしろ電源をつけっぱなしの1時間である。
 どんなにフルチャージのバッテリーでも、2本目、3本目を潜るころには、あっけなくバッテリー切れになる。

 ヒトのオススメに耳を貸していればよかったものを……。

 今日もまた、そんな使えない最新コンデジを手に潜っていたうちの奥さんだった。
 そんな彼女の眼前を、悠然と通り過ぎるウシバナトビエイの群れ!!

 これを撮らずに何を撮る!!

 すぐさまカメラを向けた彼女だったのだが……… 

 ………バッテリー切れ。

 使えない最新カメラ!!

 それでも、しばらくしてからオンにすると、最後の1搾りパワーでひょっとすると1枚や2枚は撮れるかも……
 ってことで再チャレンジ!!

 ……の結果がこれ。

うちの奥さんとカメラは使いよう


 最後の一搾りでかろうじて撮れた証拠写真。

 そんなわけで、なんともカナシイカメラを所持しているうちの奥さんなのだけど、持ち主はこの純正ハウジングを作ったカメラメーカーをさらに上回るマヌケだったという話が、先だっての石垣島滞在中にあった。
 それも仕事中に、である。

 さあてさて、その話とは……

 ……旅行記をお楽しみに(笑)。


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Posted by クロワッサン at 08:09│Comments(0)水納島の海
 
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