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2024年05月10日

進めリサイクルの道。

2024年 5月9日(木) 晴れ

北東の風 けっこう波ありのち波あり

 前日出ていた予報に比べれば風は大したことはなく、全便欠航になる見込みだった連絡船も、最も風が強まる干潮時の午後イチのみ欠航、その他の便は定時で運航ということになった。
 
 それでも日中はわりと強めに風は吹いていたのだけれど、午後遅くにはすっかりおさまり、洋上は名残りのうねりが残るのみとなっていた。
 
 おかげでさほど波しぶきを浴びることなく島に帰還。
 
 日中秘密基地でゆっくり過ごせたおかげで、好天のもと草刈りやらなにやらの作業も捗った1日になったのだけど、ただひとつだけクヤシイことが。
 
 昨日寄った名護のカイト(パン屋さん)で、アップルジンジャーパンという新メニューを目ざとく見つけたオタマサは即購入、この日の朝食となった。
 
 ただし1個が大き目のパンだから、それを半分ずつにしても朝食には多すぎるということで、4分の1カットずつ食べてみたところ、アップルパイに入っているアップルとともに、その名のとおりホントにショウガが!
 
 ジンジャーといっても味付け程度のものなのだろうと思いきや、まるでタイ料理のようにしっかりショウガが入っている。
 
 パンにショウガなんて、よく考えるとかなり画期的な組み合わせかも。
 
 アップルの甘味に、なんともいえないショウガの味覚、ヒトによっては拒絶系の味かもしれないけれど、生姜好きのワタシにとっては、これは「おめざ」にバッチリだ。
 
 とはいえ生姜の余韻でその後口内が支配されてしまうのも…
 
 …ということで、甘味系のクリームパンも半分ずついただく。
 
 順番を間違えなくてよかった…というところ。
 
 それでもなんだかクセになるアップルジンジャー。
 
 もう半分あるから、3時のお茶タイムに…
 
 …と予定していたオタマサ。
 
 ところがそのささやかな楽しみを奪うものがいた。
 
 ひと仕事終えてキッチンに戻ってきたら、テーブルに置いてあったはずのパンを入れている袋が床に落ちていて、どうも勝手口方面に引かれている気配がある。
 
 もしや?
 
 いち早くワタシは部屋に戻っていたから、勝手口を開けたままにして風を通していたのを幸いに、またネコが勝手に侵入して悪さをしたっぽい。
 
 勝手口とはよく言ったものだ。
 
 でもテーブルから落っことされてはいても、封入されてあるパンは無傷で、被害は無い…
 
 …と思いきや。
 
 よりによってアップルジンジャーの残りだけ見当たらない!
 
 カットしてあったから別の袋に入れておいたアップルジンジャー、それでも最も香りを発していたのだろう。
 
 目ざといネコがそれを見逃すはずはなし。
 
 よりによって我々のささやかな望みをチョイスして奪っていくとは…。
 
 それにしても、ネコが生姜なんぞ好んで食べるのだろうか?
 
 後刻物置に行ってみると…
 
 はたしてそこには、食い散らかした…というよりも、「なんじゃこりゃ!?」とビックリしたあとと言ったほうがいい状態で、ほとんどそのままアップルジンジャーが投げ捨てられていたのだった。
 
 前回もずくカマボコを奪われた際にも物置で食べていた様子だったから、風を通すために開けている物置は、野良猫にとって格好のダイニングルームになっているらしい…。
 
 物置にはその時誰もいなかったから勝手に出入りするのはわかるけれど、前回とは違って今回は室内にワタシがいたにもかかわらず、犯行を繰り返す野良猫。
 
 いったいワタシは何をしていたのか?
 
 …すみません、昼寝こいてました。
 
 オタマサは庭でゴソゴソ、部屋にいるワタシはうたた寝とくれば、ネコとしてもシメシメ…というところだったのだろう。
 
 ただし、まんまと盗みに成功したはいいけれど、食べてみればまさかのジンジャーショック。
 
 これに懲りてくれれば…
 
 …なんてことをネコどもに期待するのは無理というもの。
 
 勝手口、昼寝するならまず閉じろ、ということですね、ハイ。
 
 話は変わる。
 
 一昨年だったか、それまで物置に溜め込んでいた歴代故障PCをドドンと廃棄サービスに送って処分したのだけれど、ほとんどなんでもOKというその業者でも、CRTディスプレイ、いわゆるブラウン管のモニターだけは不可ということだった。
 
 そのためいまだにそのディスプレイだけ処分しきれずにいる。
 
 今どきCRTディスプレイなんていったら古いSF映画くらいでしか見られなくなっているから、骨董品的価値があるかもしれない。
 
 けれど無尽蔵に収納スペースがあるわけじゃなし、骨董品をオブジェのように飾る場所もないとなれば、昔のトリエステハウジングと同様、あればあるだけ邪魔でしかない。
 
 物置を整理している今、なんとかこのディスプレイを処分できないものかと調べてみたら、なんのことはない、ヤマダ電機なら店頭に持ち込めば有料ながらもちゃんと引き取ってくれるという。
 
 とはいえ何があるかわからないから、いきなり持っていかずに、まずは訊ねてみようと前日名護のヤマダ電機に立ち寄った。
 
 すると…
 
 「すみません、それは本土での話で、オキナワでは…」
 
 出た!沖縄あるある。
 
 ヤマダ電機傘下のベスト電器でも伺ってみたところ、結局のところ沖縄県内では各自で各メーカーに直接処分方法を尋ねるしかなく、量販店ではその仲介をしていないとのこと。
 
 となると、まずはモニターのメーカーを確認しなければ。
 
 ブラウン管のモニターを使っていた頃といえば、もう四半世紀くらい前のことだから、どこの製品だったかなぞ覚えているはずもなし。
 
 というか、ちゃんとしたメーカーの品だったっけか?
 
 この日物置ほこりにまみれたモニターを見てみると…
 
 おお、FUJITSUの文字が。
 
 ちゃんとしたメーカー品だったのね…。
 
 さっそく富士通のリサイクル方法をネットで調べてみると、何を処分するか知らせれば、ナンタラカンタラというリサイクル処分用の送付状が富士通から届き、それを貼り付けて郵送すればOKということらしい。
 
 ただし大昔の品なのでリサイクルシールなどあるはずはなく、その場合は有料となり、ブラウン管モニターのようにデカく重い品は1つ4400円もする。
 
 その料金はほぼほぼ各社共通のようなので、四の五の言わずに支払うこととし、手続きを始めた。
 
 そこでモンダイが。
 
 何を処分するかということを知らせるに際し、富士通独自のフォーマットに製品の型番を記入しなければならないのだけれど、その型番が…
 
進めリサイクルの道。

 …薄くなりすぎて読めない。
 
 目がおかしくなったのかと一瞬驚いたけど、MODELとかPART NO.などはクッキリハッキリ見えているから、単に薄くなってしまっただけっぽい。
 
 で、FMVから始まっている型番、かろうじてDP84Yまでは解読できたんだけど、最後…なのかその先が完全にかすれてしまっているのか、あとに続く文字はいったいなんだ?
 
 わからないから、件の富士通の型番記入枠に、次から次へとそれっぽい文字を入れて試してみるも、冷徹なる富士通リサイクルフォーマットはその都度…
 
進めリサイクルの道。

 …冷たく却下してくるのだった。
 
 型番号がどこに記されているかといったことなどをクール富士通は丁寧に教えてはくれるものの、保証書などあるはずはなし、肝心のシールに記載されている文字が見えない場合についてのアドバイスもまた、あるはずはなかった。
 
 まさかこんなところで躓いてしまうとは。
 
 でも待てよ、このようなディスプレイのバージョンが10も20もあるわけじゃなし、調べてみれば該当するものが見つかるんじゃなかろうか。
 
 というわけでさっそくネットで「FMV-DP84Y」のあとに何が続くのか調べてみたところ、「1」とか「2」といった数字が続くパターンであることがわかった。
 
 これなら、モノを見比べれば型番がわかるかも。
 
 であれば、モニターの画像を撮って写真で見比べようと思い立ち、ライトを片手に(薄暗いので)もう一度物置でモニターを見てみたら…
 
 あ!
 
 さきほどコンデジで型番を撮ったときには全然見えなかったYの次の文字が、ライトを当てるとハッキリ見えた!
 
 正解は「1」。
 
 「I」か、「L」か、といろいろ試したなかに、たしか「1」もあったはずなのに?
 
 あ、その時は「-」を抜かしていたらしい…。
 
 というわけで、「FMV-DP84Y1」と入力してみたところ、クール富士通はようやく次のステップに進ませてくれたのだった。
 
 ふぅ、なんだかこれだけでリサイクル処分を済ませたような、妙な達成感…。
 
 それにしても沖縄の量販店、売るだけ売って処分の際には「各自でメーカーに…」だなんて、それが不法投棄を促す温床になってしまってるんじゃないの?
 
 ※フツーの家電製品はちゃんと処分してくれるので、そのあたり誤解のないようお願いいたします。
 
 決済手続きも済ませたから、あとは富士通からナンタラカンタラが届くのを待つばかり。
 
 長年物置で熟成されていたCRTディスプレイ、これでようやく成仏できる。
 
 でもパソコン本体が壊れただけで、モニターはまだ生きていたよなぁ、たしか。
 
 このあたりのレトロモニター、なにげにオークションなどで中古品が取引されているようなのだけど、実は相当レアもの扱いで高額アイテムになっていたりして? 


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Posted by クロワッサン at 07:46│Comments(6)日々の作業
この記事へのコメント
ネコよけには超音波の出る機器が有効です。
我が家も近所の野良猫に困ってたんですが、これを置いたら来なくなりました。
笑ったのは、若い子にも効くらしく、置いた当初一番下の息子はこれうるさい!とか言ってました。
聞くと、コンビニとか若者が店前にたむろするところには設置されてるらしいですね。
大丈夫です。君らの年齢なら間違いなく聞こえません。(^0^)
Posted by ガキヤヒロシ at 2024年05月10日 12:29
情報ありがとうございます!
これぞまさしく「耳より」の情報ですね(笑)。

これさえあれば、もうサザエさんにならずに済むかも…
…とさっそく調べてみたら、アップルジンジャー20個くらい買える価格帯!
今後被害が拡大してから検討いたします(笑)。
Posted by クロワッサン at 2024年05月10日 13:14
ヌコ様への御布施と思えないのですね。
まだまだだなぁ・・・(^^;
Posted by ウロコムシ武田 at 2024年05月11日 08:18
こと食べ物の恨みとなると、
相手がネコであれいたいけなヒトの子であれ、
猫も杓子もお逝きなさいってところです(笑)。
Posted by クロワッサン at 2024年05月11日 11:35
アップルジンジャーの値段がイマイチわかりませんが、我が家で買ったのはこれ↓です。
Amazonで5~6年くらい前は今より2000円くらい安かったと思います。今は上がってますね。

ユタカメイク(Yutaka Make) ガーデンバリア ミニ GDX-M

以前はあまり選べなかったのでこれにしましたが、2000円台の安いのや、ソーラー電源のも出てて結構選べますね。
Posted by ガキヤヒロシ at 2024年05月14日 09:23
具体的な商品のご教示ありがとうございます。
星の数ほどあって値段もピンキリの商品群のなか、
少なくとも現在6000円弱のものは「効く」ことが実証されているわけですね。

ただ、猫だけじゃなくて鳥にも効きそうなところがやっかいなところで、このためにいろんな野鳥が来なくなるとつまんないですし、将来的には家の鳥が音波で発狂するかもしれず…。
ネコが庭の片隅でくつろいでいる姿はけっこう可愛いので、
「庭にいるのはいいけど屋内はダメ」
ということがネコに伝わるマシーンの開発を待ちます…
…って、相手がネコじゃ無理ですね(笑)。
Posted by クロワッサン at 2024年05月14日 13:28
 
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