2024年05月01日

カミノテドア。

2024年 4月30日(火) 薄曇り

南の風 少しうねりあり

 シャキッと晴れないまでもまずまずいいお天気となったこの日も、絶好の海日和。
 
 とはいえこのところ連日潜っていることもあって使用済みタンクが増え、そろそろまとめてエアーを充填してもらう必要があるし、買い出しに出かけるならGW中とはいえ平日のほうがいい。
 
 というわけで、朝からボートで渡久地港へ。
 
 先日愚痴を垂れ流した北岸の浮桟橋整備工事がついに始まり、昨年やり残しがあった港内の浚渫作業も同時進行している渡久地港。
 
 多くのお客さんでにぎわうGWだというのに、まったく狂っているとしか思えない。
 
 昔の公共工事にはかろうじてそういった配慮があり、年度末にはやたらと工事だらけにはなっても、それらはなんとか4月半ばまでには終わり、GWを迎える頃にはどこも工事なんてやっていない…というイメージがあった。
 
 それがなんでこうもなりふり構わぬ…というか、「公共」への配慮皆無の公共工事ばかりになってしまったのだろう?
 
 思い起こせば、これはコロナ禍のせいなのではなかろうか。
 
 コロナ禍ピークの頃といえば、GWであれお盆であれ、世の中の活動がかなり停滞していて、観光地やレジャー産業における「賑わい」がすっかり過去のものになってしまっていた。
 
 だったら「繁忙期」でも大規模工事をしていていいんじゃね?
 
 …と行政が思ったのかどうか、本来なら配慮があったはずのいわゆる繁忙期でも、大規模工事OKの「慣習」ができてしまったのでは。
 
 前例踏襲が遺伝子に染みついているオヤクニンの世界のこと、ひとたび前例ができてしまえば、あとはもう思考などしない。
 
 昨夏から始まった真夏の水納港の工事も、いわばコロナ禍の置き土産なのかもしれない。
 
 さてさて、いいお天気のうちに秘密基地での作業を…と思いつつも、明日の予報が急変して朝から帰らなきゃならないなんてことになるかもしれないから、この日のうちに名護まで出掛けることにした。
 
 目的のひとつは、先日新調したメガネの受け取り。
 
 このところPC作業をするにもすっかり見づらくなっていて、こりゃクラシカル化がさらに進んでしまったか、白内障か何かなのでは…とうすらボンヤリ思っていたところ、新調するに際して視力検査をしてもらったところ、意外なジジツが判明した。
 
 今さらながら、乱視が侵入してきていたのだ。
 
 そのためにシャキッと見えない状態になっていたらしい。
 
 度数調整のためにいろいろなレンズを入れ替えたり付け足したりすることができる度数確認用メガネを通じ、そのジジツを初めて知ったのだった。
 
 新調メガネは乱視対応になっているので、今これをパコパコ書いていていても視界はクッキリ鮮やか!
 
 フィルム映像からデジタルリマスター版になった旧作水戸黄門を観る思いだ。
 
 ところで、オタマサのコンタクトレンズと併せ、20年近くに渡ってお世話になっている名護のメガネ1番さんには、当初からずっと我々を担当してくださっているスタッフさんがいる。
 
 お世話になり始めた頃から使い捨てコンタクトレンズを利用していたオタマサは、まとめて2年分ほど購入するから、費用はけっこう多額になって、それを年末などのナントカセール中に購入すると、福引券のようなものがたくさんついてくる。
 
 で、その抽選結果を島にいたんじゃ知りようがないってことだったからなのか、それとも元々そういうモノだったのかは記憶が定かではないんだけど、どうせ当たるはずなど無いと思っていたその抽選で当選したことをわざわざ電話で知らせてくれたそのスタッフさん。

 なんとなんと当時世の中に出始めたばかりだった液晶テレビ(32型)が当たってしまったのだ。
 
 電話を受けたオタマサよりも、むしろ知らせてくれた彼女のほうが興奮モードだったくらいだから、そうとう「あり得ない当選だったのだろう。
 
 こんなことで幸運を使ってしまったら、あとあとロクでもないことになるかも…という「戦々恐々」のほうが大きかったオタマサの悪い予感までその後当たり、次の夏には台風で旧我が家の屋根が吹き飛び、翌年秋には台風避難中のボートがひっくり返り、その3年後には相次いで大病を患ったオタマサなのだった。
 
 そのいわくつきの液晶テレビが我が家に来たのは屋根が吹き飛ぶ以前のことだから、もうかれこれ13年ほど経っていることになる。
 
 これがなんとも驚いたことに、いまだに現役で視聴可能なテレビとして今も現我が家で活躍中。
 
 昔に比べ、なにかというと寿命が短くなっている気がする家電類にあって、13年現役のテレビってのはなにげにかなりの長寿なんじゃ?
 
 そういえば、テレビは依然元気でも、先日はリモコンがとうとうお釈迦になってしまった。
 
 電池が切れたのかと思いきや、電池を入れ替えようと何をしようと、なぜだかすべてのリモコンボタンが反応しなくなってしまったのだ。
 
 おそらくなにかがどうにかして赤外線を飛ばせなくなってしまったのだろうけれど、テレビ本体よりもリモコンが先に寿命を迎えるとは…。
 
 同じメーカーのモノだからなのだろうか、旧店舗棟に置いてあるテレビのリモコンが使用可能だったから、その後もまったくモンダイはない。
 
 当選テレビ、ご長寿記録ははたしてどこまで伸びるだろう?
 
 その他いろいろ買い物を済ませ、秘密基地に戻ってきてからは予定していた作業の開始。
 
 で、夕刻にはこの日の予定を完了した。
 
カミノテドア。

 ホントは防腐塗料を塗ってから取り付けたかったところながら、ちゃんとドア枠におさまるかどうか、なにしろ「測ったように」作っているだけだから自信が無かったので、取り付けてから塗ることに。
 
 あいにくこのあと予報的には雨が降りそうだったため、やむなく無垢のままになってしまった。
 
 塗装はともかく、本来なら隣の戸のように板を縦にして貼り付けたいところだったのだけど、以前ゲートを作った際にカットして残った分の長さが、ドアの幅にピッタリ!
 
 枚数もたっぷり!
 
 しかもそれをピッチリ並べていったら、枠材の幅分を残すのみでほぼほぼピッタリ!
 
 そして板の幅は、使用する蝶番の長さと同じだから、上下2枚の板の端を蝶番の軸の太さ分カットするだけでバッチリ!
 
 まさに神の見えざる手、ここまで測ったように用意されていれば、これを使わない手はない。
 
 あとは防腐塗料を塗って把手をつければ出来あがり…のはず。
 
 板を横にしちゃったことにより、板と板の間にゴミや汚れが溜まるといった弊害が多少あるかもしれないにせよ、把手が朽ちはてていた従来の既成アルミドアに比べれば、ドア新調によって使い勝手が向上したのは間違いない。
 
 なんだかんだと時間はかかったドア設置作業、終わってみれば心地よい「シゴトした感」で、今日もやっぱりビールが美味い! 


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Posted by クロワッサン at 07:55│Comments(0)日々の徒然日々の作業
 
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