2024年 11月1日(金) 晴れ
東の風 波と大きなうねりあり
本日は天気晴朗なれど波高く風強く、連絡船は全便欠航。
これを書いている今(2日早朝)、早くも2日の全便欠航通知が出ているから、結果的に3日前から本島に出ておいてよかった。
何度も触れているように、それは2日に那覇で用事があるからなんだけど、日帰りではなく実に久しぶりの那覇泊となる。
それは最初からわかっていたことで、宿も取っておかなきゃなぁとは思いつつも、11月だもの、どこかしらは空いているだろうから、まぁ期日が近づいてからでいいか、とのんきに構えていた。
ところが。
2日って、3連休の初日だったのですね…。
サンデー毎日なワタシにとって、週末や連休といえば、「街中に出てはいけない日」ということ以外まったく暮らしに関係がないから、世間が連休であることなど完全に忘れ去っていたのだった。
インバウンド需要に加え、世間様も3連休となれば、その初日などもちろんながら船員会館をはじめとする安宿はどこもかしこも空室ゼロ。
でも台風直撃となれば、来沖かなわなくなった方々のキャンセルがドドド…と出るんじゃねーの?
…という期待も虚しく、台風は明後日の方向へ去ってしまった。
でも案外直前になったらキャンセルが出てるんじゃないの?
…と期待を寄せていたんだけど、直前になっても各ホテルの空室状況カレンダーの11月2日土曜日だけは、どこもかしこも「×」マークのオンパレードだ。
かくなるうえは、12万キロ走っている新車の荷台から荷物を下ろし、後部座席を倒し、寝具を載せておいて車中泊とするか。
コインパーキングなら24時間で1200円くらいだろうから、かえって安上りじゃん…
…と開き直ったものの、せっかく久しぶりの那覇泊だというのに、いい年こいて車中泊ってのもなぁ。
夕刻からの用事の前に、せめてシャワーくらい浴びておきたい…
…という願望が直前になってにわかに膨れ上がり、再び空室状況チェックをしていたこの日のお昼過ぎなのだった。
しかし台風は去って予定どおり来沖する人は続々とご来沖、なおかつフェリー座間味など離島便は欠航しているから本島滞在キープを余儀なくされている人たちもいるため、那覇のホテルは相変わらず空室ゼロのままだ。
やっぱ車中泊かなぁ…
…と諦めかけたその時。
街中にある老舗ホテルに、条件付きながら空室ありとの情報が!
その条件とは…
「エアコンが故障中」
ビジネスホテルなどの場合、無駄にキンキンに冷やした室内で布団にくるまって寝るのが大好きなワタシにとって、エアコンが効かないってのは普段なら即却下となるところではある。
でも背に腹は代えられない今、真夏でもないこの季節にエアコンにこだわっている場合ではない。
これが場末のゲストハウスとかだったら、部屋は狭いわ暗いわエアコンが効かないわ…となってあいりん地区の労働者の気分を味わえるところだろうけれど、エアコンが故障している以外は国際通り沿いにある名の知れた老舗ホテルだから、おそらくアメニティ類も充実していることだろう。
ただ、今の世の中はホテルの予約など、各旅行業者のサイト上でチョチョイノチョイが当たり前のところ、この条件付き空室に関しては、空室アリと表示しているくせに予約サイトが反応してくれない。
仕方がないので旧来どおり直接電話したところ、ちゃんと空室があった。
1人だから割高になるのかなと思いきや、なんとなんと1人1泊3300円!
船員会館より安いじゃん。
もっとも、船員会館と違って駐車場は無いから、近隣のコインパーキングに停めたらプラス1200円ほどってことになるけれど、それでも覚悟していた価格帯に比べれば遥かに安い。
エアコンは効かないけど…。
というわけで、那覇のど真ん中で哀れ車中泊となるかもしれなかったところ、エアコン故障という幸運(?)のおかげで、とりあえず憲法で保障されている「健康で文化的な最低限度の生活」ができることになったのだった。
めでたしめでたし。
そんなめでたいことが待っているとは知らずにいた午前中は、昨日の続きの工作。
出入口脇に、棚をもうひとつ追加した。
これも端材としてキープしてあった、フローリング材の長さに合わせたもの。
もう少し長ければ壁にピッタリだったのに…ってところながら、左側の壁には棚受けに載せるタイプの棚を拵える予定なので、それを加味すれば測ったようなサイズなのだ(ちゃんと測ったけど…)。
このあとは左側の壁に3段くらいの棚、そして正面の2つの棚は高さが同じだから、左右の天辺に板(これも余材)を渡せば、出入口の上にも棚ができることになる。
収納スペース的には、がらんどう時に比べ「激増」といっていいだろう。
欠航のせいで3日も前から島を出る羽目になったとはいえ、こればっかりは島にいてもできなかったことだから、まんざら無駄でもない日々となったのだった。