2018年05月06日
ヒトコイシギンポ。
2018年 5月5日(土) 晴れのち曇りがち
東の風 波あり 水温23度
ヒトスジギンポといえば、岩に開いた穴をおうちにし、岩肌に付着している藻類をパクパク食べる生活をしている。
なので彼らが居るところといえば、大小にかかわらず、石灰岩であれ死サンゴであれ、とにかく岩があるところと相場が決まっている。
ところがこの日見かけたヒトスジギンポは、なにを思ったのかこういうところにいた。
砂底にポツン。
画面のすぐ外に岩があるわけでもなんでもない、正真正銘のポツンである。
本来こんなところにいるはずのないヒトスジギンポ。
いったい彼だか彼女だかに、なにがあったのだろう。
ハートブレイク中で思いっきり黄昏ているとか?
どう見ても完全無防備のこういう状況だから、ダイバーが近寄ればたちどころに逃げてしまいそうなところ、黄昏ているくせに人恋しいのか、近寄ってもまったく逃げない。
2、3人で取り囲んでもまったく動じる素振りは見せなかった。
ヒトスジギンポ改め、ヒトコイシギンポになってしまったのだろうか。
そういえば随分前に、10mほど離れている根から根へ、ヒトスジギンポが移動していくのを観たことがある。
ひょっとして引っ越しを考えていたとか?
その表情を観るかぎり、少なくとも深刻なモンダイを抱えているわけでははなさそうだ。
Posted by クロワッサン at 07:05│Comments(0)
│水納島の海