2017年10月23日

砂害。

2017年 10月22日(日) 晴れ時々雨パラパラ

北西の風 時化模様
   
 台風が最接近したこの日も、結局日中はときおり雨がパラパラ降る程度で、晴れ間が広がるお天気に。

 おかげで畑2号の草刈りはできるし、普段やれないカメの世話もできた。

 しかし雨が降らない代わりに、やっかいなものが降ってくる。

 砂だ。

 何年か前のストロング台風3連発のために、どこかの落選議員ならずとも「ハゲ!」と言いたくなるほどにハゲチョロケになってしまった防風林は、その後も枯れたままなので、それまでしっかり食い止めてくれていた海岸の砂をすっかりスルーしてしまうようになっているのだ。

 そのため今回のように北寄りの風が強く吹く台風だと、家が埋まるほどではないにしろ、デッキの上にうっすらとパウダーサンドが堆積してしまうのである。

 ま、うっすら程度だから水で流せばすぐに片付く程度ではある。

 それでは済まないのが、桟橋から続く石畳の道。

 完全に砂の通り道になってしまうから、沿道にあるシャワー・トイレ棟などは、ほれ、このとおり。

砂害。

 これを人力で除去しなければならない。
 小さな写真で見ると大したことないけれど、実際に間近で見て作業のことを考えると絶望的になる。

 こうして砂が溜まるのは、桟橋脇にドドンと堆積したまま放置されている砂のせいであるのは自明で、堆積した砂を放置したままにすると決めているのは本部町役場&北部土木事務所。

 でもこうして町道に、そして公共の建物に堆積してしまった砂を除去するのはもちろん島民。

 田舎の住民はおうおうにして、ボケスカタンな行政の尻拭いをさせられるのである。

 ところで。

 北~北西の風がずっと吹き続けていた今回の台風。
 折悪しくずっと大潮だったこともあって、波濤の威力はとんでもなく、ただでさえ風浪でえぐられていたビーチの西側は、さらに砂が掻っ攫われてしまった。

 その砂がどこに行くかというと、いうまでもなく桟橋の脇に。

 この風向きで吹く台風が来たら終わるだろうともともと覚悟していたとおり、桟橋はさらに埋まってしまった。

 今シーズンクロワッサンの船を停めていた場所も、もはや潮が引くとどうしようもない状態に。

 桟橋の西側でボートをフツーに横付けできるのは、もはや先っちょの1隻分のスペースのみ。

 シーズン中ともなれば20隻近い船が接岸するこの桟橋で、その片側のスペースがこんだけになってしまうと、さすがにもうどうしようもない。

 本島から来てただ立ち寄るだけならどうにかなっても、そこを母港にして営業するのは極めてムツカシイ。

 …という窮状を本部町役場&北部土木事務所に訴えれば、とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれないけれど、利で動くことはあっても、けっして理では動かない人たちを相手に、いくら理を説こうが暖簾に腕押し糠に釘。

 それぞれのポッケに100万ずつ入れてあげれば話は早いんだろうけど…。

 ともかくこれまでのようにダイビングのシゴトを続けられるかどうかの瀬戸際に立たされることとなった今、来シーズンのご予約を呑気に受けつけている場合ではなくなってしまった。

 というわけで、すでにお受けしているご予約はなんとかするけれど、来シーズンどうするか当方が決めるまで、当面ご予約はお受けしないことにいたします。

 毎年有難くも気の早いご予約をくださる皆様におかれましては、あしからずご了承くださいませ。

 これで廃業ということにでもなったら、本部町役場と北部土木事務所の入り口を、大量の砂で埋めてやるしかない……。


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Posted by クロワッサン at 08:05│Comments(2)日々の徒然
この記事へのコメント
ここで、ボランティアを募って、、、といっても、人力でどうにかなるレベルではないことは、簡単に想像できます。暖簾にうで押しが効くことを祈ってます。
Posted by O前 at 2017年10月23日 14:27
たとえ相手が暖簾でも、
押すのが腕じゃなくて風速90メートルくらいの風だったら、
効果絶大かもしれませんね(笑)。
Posted by クロワッサン at 2017年10月24日 17:55
 
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