2019年04月15日
ロスト・サンデーナイト。
2019年 4月14日(日) 曇りのち晴れ
南の風 やや波あり
13日土曜日のメインイベントとは…
こちら!!
シンメーナービの中は……
毎年恒例タケノコ祭り。
かつてはアヒルをつぶす際や大量のサザエを茹でるときなどにちょくちょく使用していたこのシンメーナービ、今では年に一度こうしてタケノコを茹でるときだけの登場になっている。
この大量のタケノコはもちろん、この日早朝に小田原の山で掘られた産地直送のタケノコたち。
その配送の速さ、Amazonプライムどころではない。
このタケノコたちを掘って運んで持ってきてくださったのは、いうまでもなくタケノコサンタさんのお2人だ。
照明の加減でカラバッジョの絵みたいな陰影になってしまった……。
この流れで、当然のようにタケノコ料理の写真のオンパレードになるはずのところながら、近頃のタケノコサンタさんたちは主役であるはずのタケノコを完全に脇に追いやるほどに大量の食材とともにご来島されるため、ついついそちらに目を奪われてしまう。
この焼き鳥群もそのひとつ。
掘り出された状態のタケノコの処理やこの鶏肉を竹串に刺す作業にしろ、もう手慣れたものでみるみるうちに作業が進んでいく。
炭火で焼く焼き鳥の旨さもさることながら、こちらもまた格別だ。
各種ソーセージ。
チョリソーや粗挽きなどの定番のほか、エゾシカやエミューのソーセージまで。
エミューのソーセージなんて食べたことがないから、真っ先にいただいてみたところ、これがまたなんとも猛々しくも勇ましい野性味あふれる獣肉で、知らずに食べたらとてもじゃないけど鳥肉とは思えないパワフルテイスト。
そのくせ、ハーブをまぶしてあるからか妙なクセはまったくなく、かなりインパクトのある存在。
が。
このシリーズの中で最大級にインパクトのあるものを最初に食べてしまったせいで、本来であればしみじみ美味しいはずの他のソーセージたちがすべておとなしくなってしまった……。
エミューを食べるなら最後にしましょう。
炭火といえば、こちらも……
巨大ホッケ。
北海道の方々にとってホッケといえば、この巨大サイズがあたりまえらしい。
そんなみなさんに、学生の頃チェーン店の居酒屋で食べていたホッケを見せてあげたい……(ペナペナのチビチビ)。
いろんな食材をいくらでも得られるタケノコサンタさんたちながら、庭で炭火焼きなどもってのほかな世知辛い世の中のため、都内のご自宅ではけっして味わえないのだとか。
そのため炭火で焼くことにこだわった食材の大量登場ということになるのだ。
だから年によってはこんな目に遭うこともあった……。
その点今年はかろうじてお天気に恵まれ、なんとか庭でフツーに飲食できている。
そんな炭火焼きメニューオンパレードのなかにあって、最初からもう焼かれた状態の逸品が前菜扱いでの登場だったのだけど、これが実はスペシャルメインイベント級だったのがこちら。
南国土佐の藁焼きカツオのたたき!!
カツオの半身を背側と腹側でさらに2つに分けた巨大なサク状態で真空パックされている商品で、上の写真が背側。
ハラゴーは……
土佐っぽく分厚く切ったら、一切れだけでメイン級のボリュームに。
炭火焼きじゃない一品としては、こちらの鈴廣のカマボコも絶品だ。
分厚く切っていただくのがお店の方のオススメだそうで、たしかにこの力強い噛み応えから滲み出る美味さは、ペラペラに薄く切ってしまったら楽しめないかも。
近頃こういった練り製品がマイブームになっているワタシにとって、このカマボコはまさに絶品。
そしてもちろん、シメは……
タケノコごはん♪
ああ、春の味……。
ところで。
以上の一連の飽食メニューの数々は、タケノコサンタさんたちが島に2泊される前提で揃えられていたもの。
が。
お帰り予定の15日の連絡船が、午前中の欠航を決めてしまった。
午後も今のところ保証の限りではないという。
となると、この日曜日のうちに島を出ざるを得ないタケノコサンタさんたち。
しかし食材もTバック氏セレクトのワインの数々も、まだもう一晩分残っている。
となれば……
昼間から宴会。
サンタ夫人にハンドルキーパーを任せることにし、昼間から思う存分酒を飲むTバック氏である。
ちなみに前日は、飛行機がやや遅れたために連絡船最終便に間に合わないかも…というギリギリのところをどうにかクリアされてのご来島。
そしてこの日は、本来もう一泊するはずが、時化予報のために追い出されてのご帰還。
いつもなら日中はケツ出しタイムになるはずのところ、あいにくの空模様のため断念されたTバック氏。
ところがこうして飲み始めた途端、にわかに強い日差しが燦燦と……。
聞くところによると、今年は1月の宮古島から始まって、都合3度目の沖縄だそうなのだけど、一度として太陽を拝んでおられなかったという。
ここにきてようやく輝きを見せてくれた南国の太陽、本来であれば勇躍ケツ焼き時間になるはずだったのに、時化予報のためそのチャンスを見送る羽目になったTバック氏である。
極楽浄土のメニューをさんざん目にする羽目になった皆様方におかれましては、これくらいのプチ不幸があったほうが、心のバランスが取れるってところでしょうか。
一方ワタクシも。
最終便で島を発たれるサンタさんたちを見送った後、時化に備えてボートを桟橋の東側に回して事なきを得たまではよかったのだけど。
その後家に戻りシャワーを浴びて、さあ日曜の夜をのんびり過ごそう……
…と思っていたのに。
ちょっと休憩とばかりベッドに横たわったが最後、夜が明けるまでずっと寝ていたのであった。
12時間も寝てしまった……。
少し前までは、腰が痛くなるからそんなに長時間寝ていられなかったものなのに、ついに寝ていられる体になってしまった。
寝る体力が無くなる時期を過ぎると、起きている体力が無くなる時期になるらしい……。
おかげでせっかくの日曜の夜は完全にワープ。
オフもそろそろ終わろうというこの時期に、なんともムナシイ消失感を味わう羽目になったのだった。
Posted by クロワッサン at 07:52│Comments(3)
│世間の美味いもの
この記事へのコメント
やっぱりベイビーバンブー祭りでしたか。(本当はbamboo shoots だそうですが)
週末、我慢できず、近所のスーパーで筍を購入し、せっせと湯がいていた時に、そろそろこのイベントの季節と思いを馳せていました。
産直品の足許にも及ばぬものでも、この時期だけと思うと、やっぱり食べてしまいます。
今週は、私も三昧です。(#^.^#)
PS:サンタ奥様のバラ色のブラウス、光に映えてきれいですね。
週末、我慢できず、近所のスーパーで筍を購入し、せっせと湯がいていた時に、そろそろこのイベントの季節と思いを馳せていました。
産直品の足許にも及ばぬものでも、この時期だけと思うと、やっぱり食べてしまいます。
今週は、私も三昧です。(#^.^#)
PS:サンタ奥様のバラ色のブラウス、光に映えてきれいですね。
Posted by アネモネフィッシュ at 2019年04月15日 15:03
脇役になりすぎているので、
祭り当日は処理作業以外の存在感を味わえないのですが(笑)、
その後しみじみとタケノコバブルのシアワセをかみしめております(幸)。
おいしいおいしいああおいしい。
祭り当日は処理作業以外の存在感を味わえないのですが(笑)、
その後しみじみとタケノコバブルのシアワセをかみしめております(幸)。
おいしいおいしいああおいしい。
Posted by クロワッサン at 2019年04月16日 06:46
それにしても、ちょっと想像しただけでも、若竹煮、土佐煮、木の芽田楽、木の芽和え、炊き合わせ、お吸い物、、、本当にうらやましい限りです。
シーズン開幕の口開け、オープニングセレモニーも滞りなく?開催され、いよいよ本番ですね。
来週には、無事上陸できると信じています。よろしくお願いします。
あ、いつもの別送品は事前に手配予定ですので、またご連絡します。
シーズン開幕の口開け、オープニングセレモニーも滞りなく?開催され、いよいよ本番ですね。
来週には、無事上陸できると信じています。よろしくお願いします。
あ、いつもの別送品は事前に手配予定ですので、またご連絡します。
Posted by アネモネフィッシュ at 2019年04月16日 09:24