2019年04月29日

神の見させる手。

2019年 4月28日(日) 曇りのち夜雨

東の風 波あり 水温23度~24度
 
 天気予報は朝から雨が降り続けると告げていたけれど、分厚い雲はなんとか持ちこたえてくれて、結局午後遅くには日差しも出るほどの回復傾向になっていった。
 
 やっぱりGW中の天気予報は、いつにもまして当たらない。 

 と思っていたら、夜になったらキッチリ雨。

 天気予報、そこははずさなかった……。
 
 夜はともかく、日中は東寄りの風は暖かく、曇ってはいてもエキジット後にまったく寒さを感じないほど。
 
 寒さに震えるのが恒例のGWも今は昔、温暖化はGWのありようをすっかり変えてくれたらしい。
 
 それはまた、ハイシーズンの台風のありようも劇的に変えてしまうことだろう……。
 
 さて。
 
 お天気は今ひとつながら、潜る分にはまずまずのコンディションのもと、砂地のポイントで潜っていた1本目のこと。
 
 そろそろみなさんフリータイムという頃合いに、とあるゲストが奇怪なモノを見つけて佇まれていた。
 
 これ。
 
神の見させる手。

 何やらアヤシゲなこのクリーチャー、左側にチョンチョンと突き出た触角からもわかるとおり、ウミウシの仲間で、おそらくゼニガタフシエラガイであろうと思われる。
 
 真っ黒すぎてなんの変哲も無さげに見えるかもしれないけれど、このウミウシの特徴は、とにかくそのデカさ。

神の見させる手。

 INONの水中ライトと比べてもこのサイズ。
 
 こんなにでかいのだから、いればいくらでも見つけられそうなもの。
 ところが、あいにくこのウミウシは夜行性で、夜になれば深夜徘徊している姿を見かけることができても、日中は石の下などの暗いところに隠れ潜んでいる。
 
 では彼はなぜこのとき、白日の下にさらされることとなったのか。
 
 それはもちろん………
 
神の見させる手。

 ゴッドハ~ンドッ!!
 
 神の手が、見えざるものを見させてくれたのだった。


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Posted by クロワッサン at 06:42│Comments(0)水納島の海
 
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