2020年01月04日
お正月を写そう!
2020年 1月3日(金) 晴れ
東の風 おだやか 水温22度
前日に引き続き今日もいい天気!
この天気を前にしては、さすがに寝正月は2日まで。絵に描いたような海日和に、行ってきました潜り初め。
さあ、2020年の最初を飾るモデルさんはいったい誰?
この方!
何が何やらわからない写真になってしまったけど、フツーに撮ったらこうなります。
はい、ハナヒゲウツボの幼魚。
まだ「鼻ヒゲ」が全然鼻ヒゲになってないチビだ。
でも正月早々黒ってどうよ…という話もあるので、なにか正月らしいめでたい色の魚はいないかな、と彷徨っていると……
おお、なんともノーテンキにめでたい系のハダカハオコゼ・ピンキー。
やっぱお正月って赤系ですかね。
というわけでイソバナに立ち寄ってみると……
あらあら、クチナガイシヨウジもお正月(今年の年賀状の背景にあるイソバナです)。
…って、別にお正月にかぎらずクチナガイシヨウジは、イソバナについている小さな小さなムシを食べるため、イソバナに乗っかっていることはちょくちょくあるんですけどね。
でもやっぱり赤いところにいると、絵になるクチナガイシヨウジ。
クチナガイシヨウジや、画面には写っていないけど同じくイソバナに載っていたヒメゴンべは、まず間違いなくイソバナについている微小な生き物ゲットが目的のはず。
ところが、意外な魚もイソバナに執拗にまとわりついていた。
ご存知ホンソメワケベラ。
ホンソメワケベラといえば、言わずと知れた魚界きってのクリーナーだ。
なので彼らのエサといえば、普段は魚たちの鰓や口内にまとわりついた食べカスやら体にくっついている寄生虫やらで、どう贔屓目に見てもいわゆる「御馳走」ではない。
ところがこの日この場にいた2匹のホンソメワケベラは、なぜだかずっとイソバナにご執心。
まさかイソバナがクリーニングを要求するはずはないし、ホンソメを観ていても、クリーニング時には必須かつ得意の腹ビレ絶妙タッチテクニックは駆使していないようだ。
じゃあクチナガイシヨウジなどと同じく、イソバナについている微小なクリーチャーを食べているかな?
…と思ってはみたものの。
その視線の先には、どう見ても微小クリーチャーはいない。
クローズアップすれば何かが見えるのか?
いや、何もいない。
イソバナに絡みついた粘液系の有機物を食べているんだろうか。
…と思ったら。
なんとこの方、思いっきりイソバナを齧っとりますよ。
拡大。
目当てはイソバナそのものだったのか!
そうかそうか、お正月ですものねぇ、ホンソメワケベラも。
普段はしがないクリーナー生活でも、お正月くらいは豪華におせち料理といきたいわねぇ、やっぱり。
しかしそのジジツ(?)は、、プロフェッショナルのクリーナーとして、ユアアイズオンリー的超社外秘シーンだったか?
それをカメラの前に晒してしまった以上、ここは銭形警部に語ってもらうしかない。
「正月を探していたら、とんでもないものを見つけてしまった。どーしよー?」 (なるべくわざとらしく)
Posted by クロワッサン at 07:47│Comments(0)
│水納島の海