2020年09月24日
渡り蟹。
2020年 9月23日(水) 晴れのち夕刻雨
北東の風 やや波あり 水温28度
8月下旬から9月にかけて度重なった台風のせいで、今もなお洋上には本島由来っぽいゴミが大量に浮遊している。
潮や風の加減でそれらがちょくちょく水納島のリーフ際あたりに集まってしまうこともあって、ビニール袋やプラスチックごみなど、世界中で問題になっているものも数多い。
なかにはボートのスクリューに絡みついたらとんでもないことになりそうな巨大なゴミもあるので、回収可能な場合は引き上げて陸上でゴミ出しすることもある。
先日は、どこから流れてきたのか、工事現場の資材運搬用巨大袋が波間にたゆたいながら、洋上に停めてあるうちのボートに近づいてきたので、仕方なく回収した。
するとそこに……
こんなカニがついていた。
甲幅15ミリほどの、おそらくはガザミ(ワタリガニ)系と思われるカニだ。
このように漂流物を拠り所にして、アテも無く大洋をさすらうあたり、さすが渡り蟹。
~♪
赤い夕陽よ 燃えおちて
海を流れて どこへゆく
ゴミにくっつき あてもなく
夜にまぎれて 消えてゆく……
でも渡り鳥がギターを持てば映画になるけど、「ゴミについてる渡り蟹」じゃあヒーローにはなれないだろうなぁ…。
残念ながら種類がさっぱりわからないから、これがオトナサイズなのか稚ガニなのかもわからない。
世の中のカニスペシャリストのみなさん(カニを食べるために15万円かけるヒトという意味ではない)、このカニの正体テルアスプリーズ。
Posted by クロワッサン at 07:26│Comments(0)
│水納島の海