2022年07月29日

亀運ゴーヤー。

2022年 7月28日(木) 晴れ時々雨

東のち南東の風 穏やかのち波あり 水温29度

 交通量の多い幹線道路で、突如信号システムがダウンしてしまったとする。
 
 たちまち交差点の秩序は崩壊し、大渋滞勃発。
 
 ただちに信号システムが回復する見込みは無くとも、社会に支障をきたさないようにするためにも、交通量を制限するわけにはいかない、ということもあるだろう。
 
 ではその場合どうするかといえば、交通整理のおまわりさんが交差点の真ん中に立ち、笛を吹きながら、時に踊るような仕草を見せつつ華麗に車を行き来させる。
 
 信号に比べればそれにはもちろん多少の不便はあるにせよ、これによって交差点の秩序は回復され、「交通」が維持されることになる。
 
 現在の行政、特に政府にまったく存在しないのは、この交通整理のおまわりさん的秩序回復の手段だといっていい。

 大渋滞でにっちもさっちもいかなくなっている交差点で、「自己責任で」と言われても…。
 
 で、何をするのかと思えば、「BA.5対策強化宣言」を都道府県まかせで新設するのだそうだ。
 
 東京あたりでは早くもBA.2.75に置き換わろうかというときに、なんというスピード感を持った施策だろうか。
 
 エンプティダンプティ総理の「聞く力」は、相当なモノに違いない。
 
 さて、この日は冴えない天気予報だったのだけど、朝から日差しが出ていてイイ感じ。
 
 朝だけですぐに雨になるのかなと覚悟していたところ、昼前にサーッと降っただけで、あとは薄曇りとはいえ太陽の下で過ごせるのどかな1日になった。
 
 天気予報がまったく冴えなかったからだろうか、それとも急拡大する一方のコロナ禍なのだろうか、この日の日帰り客は昨日一昨日の3分の1以下で、久しぶりに落ち着いたビーチになっていた。
 
 朝のうちは風も静かだったから、また岩場に行ってきた。
 
 そして久しぶりに、ご長寿ハナビラクマノミと再会。
 
亀運ゴーヤー。

 リンク先でも紹介しているように、このカップルは四半世紀以上観察している。
 
 仮に途中気づかない間にメスが交代していたとしても、現在のメスは当時オスだっただろうから、少なくとも現在のメスは四半世紀以上の長寿を誇っている。
 
 もはや「花びら」などまったく連想できない逞しい魚体はサイズも大きく、後方で小さく見えるオスもずいぶん大きい。
 
 そしてリンク先で紹介しているオスの尾ビレ模様は、あれから2年ほど経ってさらにオレンジ部分が拡大している。
 
亀運ゴーヤー。

 あと5年ほどしたら、尾ビレ全体がオレンジ色になっちゃったりして。
 
 話は変わる。
 
 表アタイの通りに面した側に、フェンス代わりにとオタマサがゴーヤーを1株植えたのだけど、もともと貧相な苗だったためか成長速度が芳しくなく、このまま育たないかも…と半ばあきらめていた。
 
 ところがさすが夏野菜、梅雨が明けるとともに順調に成育し始め、今では実までつけている。
 
亀運ゴーヤー。

 大きいものはもうそろそろ収穫できるくらいになっているこのゴーヤー、その出自は買ってきた苗ではなく、実は野良ゴーヤーだったりする。
 
 収穫漏れで熟れすぎてしまい、黄色くなってしまったゴーヤーは、それを好んで食べるガメ公にちょくちょく与えている。
 
 すると糞に混じっているゴーヤーのタネが、ガメ公の糞用コンポスター(?)内で勝手に発芽する。
 
 それがある程度育っていたので、どうせなら…と植え替えたのが上の写真のゴーヤーだ。
 
 通りすがりに「あ、ゴーヤーだ!」という観光客のみなさんも、まさかそれがカメのウンコ由来だとは夢にも思っていないはず。
 
 人気ブランドのゴーヤーをカメに与え、その糞から次世代を育てれば、まさか農水省も種苗法がどーのこーのとうるさいことは言わないだろう。
 
 いっそのこと「亀運ゴーヤー」なんていう縁起良さげなブランド名にしてしまうか?
 
 まだ味は確認してないけど…。 


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Posted by クロワッサン at 06:16│Comments(2)水納島の海島の美味いもの
この記事へのコメント
ジャコウネコの糞から集めたコーヒーに比べたら、ゴーヤは全く抵抗無いのでは?
Posted by ウロコムシ武田 at 2022年07月29日 08:23
ウンココーヒーが世界一高価なコーヒーなら、
ウンコゴーヤーもかなりの高値で売れるかも?
あ、肝心なのは出自じゃなくて味ですね(笑)。
Posted by クロワッサン at 2022年07月29日 15:11
 
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