2015年05月14日
アセロラスムージー。
2015年 5月13日(水) 晴れ!
南の風 少々うねりあり 水温23度くらい
台風一過。
本土の台風って、きっといつもこんな感じなんだろう。
いくら足が速い台風とはいえ、翌日いきなり朝から連絡船が運航することはないだろうと思っていたら、連絡船は朝イチの便から復帰。
おかげで、朝から船を下ろしに渡久地港まで行くことができた。
ゲストがいらっしゃるわけじゃなし、慌てて下ろしに行く必要はないものの、指をくわえて見ているだけにするにはあまりにも惜しいいいお天気だったのだ。
ホントに、昨日台風だったとは思えないくらい。
今回の台風通過をきっかけにそろそろ梅雨入りかな?とオボロゲに考えていたのに、週間天気予報を見るかぎり梅雨の気配など微塵もない。
飛行機は安いお天気はいいとなれば、実はこの時期、今年のベストシーズンになっているんじゃなかろうか。
梅雨入りが遅れて梅雨明けも遅れると、本来梅雨が明けているであろう時期は悲惨な結果になってしまうかも。
遅れようがどうしようが、梅雨がないまま夏になるとたちまち水不足でパニックになること必至の沖縄だから、この異常な干ばつ傾向はやや不気味でもある。
「例年どおり」とか「平年並み」というのは、とても有難いことなのだ。
さて、この日朝イチで渡久地港まで行ったものの、船を下ろしてすぐに戻ってきたので、本島滞在はタッチアンドゴー。
しかし船を揚げに行った10日は、そのまま本島に滞在して「良風」でGWのプチ打ち上げをし、台風迫る翌日はモロモロの関係役所に税金等を配りに。
GWの売り上げは、そういった支払いにほとんどが消えてしまうという、ある意味とてもやるせない繁忙期でもあるのだ。
所用を済ませた後、連絡船の時刻までまだ時間があったので、随分前から気になっていたモノを味わってみることにした。
本部町役場からほど近い沿道にあるパーラーだ。
幹線道路に面しているのに気軽に停められる駐車スペースが無いので、気にはなっていてもこれまでなかなか立ち寄ることができなかった、パーラーロッソ。
その名のとおり、赤い壁が目印だ。
なんで赤いのかというと、本部町が誇るフルーツ、アセロラをメインにしているから。
そこのイチオシがこれ!!
アセロラスムージー♪
一昔前の僕なら、「スムージー」と言われてもいったいいかなるものなのか見当もつかなかっただろうけど、人生約半世紀ともなれば、多少のことはわかるようになっているのだ。フフフ……。
一杯800円と少々お値が張るものの、その分ボリュームも、赤いだけあって通常の3倍は多い。
味調整のため多少砂糖を入れてあると伺ったこのスムージー、はたしてお味は……
あ……アセロラだ!!
いや、アセロラスムージーなのだからアセロラ味は当たり前ながら、香料その他で作り上げた人工的アセロラじゃなく、熟れたアセロラの実を食べたような、ホントのアセロラの味がする。
これを食べようと僕が提案したとき、その値段のために眉をひそめていたオタマサだったくせに、口にするやいなや(それも僕よりも先に)、たちまち目を見開き絶賛の嵐。
たしかにこれは美味しい。
これで量がこの半分くらいだったら、それを2人で半分ずつ食べてちょうどいいんだけどなぁ。
アセロラスムージー小……500円
というメニューはいかがでしょう??
ところで、意を決してこのパーラーロッソに立ち寄ったこの時、パーラーおよび果樹販売のスタッフ御一同はなにやら慌ただしげだった。
OPENとしながらも、パーラーそのものには誰もいないくらいに。
聞けば、台風接近に伴い、アセロラの実をみんなで収穫しに行っているのだとか。
アセロラはひとたび地面に落ちてしまうとたちまち傷んでしまうから、台風の風で落とされてしまったら元も子も無くなるのだ。
多少早くとも、落ちるにまかせるよりは収穫しておいたほうがいいのである。
台風対策は、海に従事する人たちだけのことではなく、農家は農家でやはり大変なのだった。
台風も大変なら大雨も大変、干ばつも日照不足も大変な農家。
この梅雨の気配が無い傾向が、県内農家のダメージにならないことを祈ろう。
Posted by クロワッサン at 08:18│Comments(0)
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