2015年12月12日
老舗の本店。
2015年 12月11日(金) 晴れ
北の風 大きなうねりあり
覚悟したほどの被害はなかった冬の嵐。
各地でもかなりの雨をもたらしたそうだけど、ニュースで伝わってくるのはかつてないほどの「12月の夏日」。
夜更け過ぎに雪へと変わるはずの聖夜の雨は、今後は夏へと変わるようになるのかもしれない……。
さて、どんなにスムーズに用が終わっても、その日のうちに島へ戻ることがかなわないことが朝から確定していた前日。
フリーになった12時前には、すでに連絡船はこの日の運航を終了していた。
かくなるうえは本島泊。
家に戻れないとなるともちろん不便とはいえ、連絡船の時刻が関係なくなると、いろいろなことに時間の制約がなくなるという利点もある。
おかげでいつにもましてメイクマンであれやこれやを物色できたし、宮脇書店でじっくり立ち読みもできた。
そんなのんびりした午後を過ごす前、まだ嵐の先触れ状態の雨程度だった頃合いのランチタイムに訪れたのはここ。
先日(個人的に)衝撃の宮里店消滅事件があったばかりの、新山食堂本店にやって来た。
本店には実に十数年ぶりの訪問である。
はたして本店にも野菜そばはあったっけか。
来た。
見た。
あった!
良かった!!
オタマサはいつものようにてびちそば。
新山食堂といえばてびちと言われるほどに有名らしいけれど、てびち=豚足を受け付けないヒトは世の中にけっこう多い。
そんな方が「騙されたと思って」食べてみたら、人生的エポックメイキングな出会いになること請け合い。
実際お店の入り口にも、しっかり「オススメ」になっているくらいだ。
飲食店ではよくある話とはいえ、新山食堂なのか新山そばなのか、正式名称はどっちなんだろう?
さてさて、てびちの美味さは当然ながら知ってはいても、ワタクシが選ぶのはもちろん野菜そば。
たしかに野菜そばである
まごうかたなき野菜そばである。
素朴で美味しい昔ながらの味である。
しかし!!
ああしかし!!
……宮里店のあの味ではなかった(涙)。
ついに写真すら撮ることなく終わってしまった、野菜そば個人的県内ナンバーワンの味は、もう二度と味わうことができないのだろうか………。
食べられないとなれば、よけい食べたくなる。
かくなるうえは、浦添にあるという2号店を目指すしかないのか。
幻となってしまった野菜そばの味を求め、今日も私はそば屋をさすらう………。
ところで。
浦添は港川の外人住宅地区にあるという港川店は、昨年12月オープンだという。
一方、個人的野菜そばナンバーワンだった新山食堂宮里店は、もっともっと前からあった。
であれば、「2号店」は宮里店であるべきはずのところ、なぜに港川店が2号店、2号店と呼ばれているのだろうか。
そのあたりに、新山食堂宮里店が終わってしまった理由があるのかもしれない。なにしろ開店当時も、店頭に「大正十二年創業」とデカデカと看板があったほかは、まったく宣伝してなかったもんなぁ……。
Posted by クロワッサン at 07:45│Comments(0)
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