2015年12月17日
働くおじさん働くおじさんこんにちは。
2015年 12月16日(水) 曇り
北の風 激荒れ
オフになってから何度か時化はあったけれど、大陸の高気圧が沖縄方面まで本格的に張り出してきたのは今年初。
畑をしているヒトたちにとって、待望の冷え込みになった。
ところで、昨日掲載した畑の写真は11日に撮ったものだけど、この日ほぼ同じアングルから撮ってみた(オタマサの位置が多少違うけど)。
たった5日間で、緑の勢いが増しているのがわかりますか?
害をなす虫さえいなければ、野菜たちにとって抜群のお天気が続いているのだ。
害虫がたかるのは、葉が折り重なって隠れ家にも保温施設にもなる居住空間を提供する野菜がもっぱらだ。
白菜などはその最たるもので、マサエ農園の白菜たちも、パッと見は順調に育っているように見える。
しかし日々害虫の有無を欠かさないオタマサチェックで、隠れ潜んでいる虫たちが発見される。
あ、念のため写真はもう少し下にするので、イモムシ系が苦手な方は今のうちにスルーしてくださいね。
こういうヤツ。
これが1、2匹ならともかく、放っておくとひとつの白菜の中に団体様状態になってしまって、本来育つべき新芽を次から次に食べてしまい、白菜は巻くことなく終了してしまうことになるから、こまめのチェックは欠かせない。
ところで、おもしろいことに今年白菜にとりついているこのイモムシ、前世紀から畑で野菜を作り始めているオタマサによれば、今まで観たことがない種類だという。
どういうわけか我が家には「イモムシガイドブック」なる超マニアックな図鑑が3巻揃っている。
調べてみたところ、ビンゴ!は見つからなかったものの、ナリと食性に鑑みて、シロチョウ科の蝶かヤガ科の蛾ではなかろうかと思われる。
それにしても、この図鑑が、まさか「実用」になる日が来るとは思いもよらなかった…。
蝶であれ蛾であれ、こんな小さなイモムシのせいで、下手をすると白菜が1個丸ごと、ひいては白菜全てがダメになってしまうのだから、無農薬で野菜を育てるということがいかに尊い作業かということがよくわかる。
害虫も、冷え込みが続けば活動を停止する。
その隙を逃さず、今日もイモムシチェックに励むオタマサなのであった。
そんな冷え込んだ日に、島で働いているのは畑作業のヒトたちだけではなかった。
こんなところにヒトの姿が。
これがどこだかわかりますか?
そう、ここ。
20年以上も住んでいるというのに詳しくは知らないんだけど(以前聞いた話を忘れた)、船舶用か何かの無線のための鉄塔で、灯台の傍らに建っている。
かつて一度天辺まで登ってみたことがあり、空を飛ぶカラスさえ眼下に見えるその高さから眺める島の全景は、なかなか絶景かな絶景かなだった。
ただ。
ほぼただの鉄骨だから、高所恐怖症の気がある僕にとっては完全無欠のお股ヒュンッ状態。
そんなところで、たとえ命綱付きとはいえ、強風吹きすさぶ中、冷え込みて手足もかじかんでいるだろうに、日中ずっと作業をしている現場作業員たち。
保守点検か何だか、今週月曜日から島に泊りこみで仕事をしている彼らである。
その姿を見ていると、その昔教育テレビで放送していた、「~♪働くおじさん、働くおじさん、こんにちは!」という歌で始まる社会科の番組を思い出してしまった。
ちなみに彼らは民宿大城さんにご宿泊。
7、8人が一週間ご宿泊だなんて、この季節にはフツーはあり得ない話だ。
だから大城のヤスシさんも、
「冬のボーナス♪」
と言ってゴキゲンである。
連絡船が欠航しているため宿で用意したのであろうお弁当を現場に運ぶ姿にも、お天気&海況とは真逆の、♪心ウキウキ~ハッピートゥデイ!的陽気さが見られるのだった。
この記事へのコメント
ちゃんと役に立つでしょ?(笑)
Posted by ウロコムシ武田 at 2015年12月17日 13:31
おみそれいたしました!(笑)
Posted by クロワッサン at 2015年12月17日 14:46