てぃーだブログ › 徒然海月日記~つれづれくらげにっき~ › 旅行 › 港出船の銅鑼の音たのし。

2017年02月09日

港出船の銅鑼の音たのし。

2017年 2月8日(水) 晴れのち曇り一時小雨

東の風 やや波あり
 
 今日はのっけから先月の話。

 我々が鳥羽行をタコ主任に告げる前からすでに、翌日はお休み予定だったタコ主任。

 27日は1日空いているから、伊勢神宮なりなんなり、好きなところへご案内いたします!

 と、やる気に満ちてくれている。

 が。

 あくまでも帰省途上の我々は、この日のうちに埼玉にあるオタマサの実家に到着しなければならず、おまけに今回は人生的に未踏のルートをたどることにしていた。

 鳥羽からフェリーに乗って渥美半島は伊良湖岬へ、そして伊良湖岬からバスに乗ってJR豊橋駅へ。

 そこから先は新幹線、山手線、西武池袋線と続く。

 時刻表を見るかぎり、埼玉の実家に夕刻くらいにたどり着くためには、遅くとも鳥羽発9時30分のフェリーに乗らなければならない。

 タコ主任案内のもと、鳥羽や伊勢神宮、松阪牛あたりを攻める時間はなさそうだ。

 その旨を彼に告げると、

 「伊勢神宮は朝5時からお参りできますよ!」
 
 そんなに伊勢神宮にお参りさせたいのか、タコ主任。

 これまで何度か訪れたことがある伊勢神宮、たしかに早朝5時の雰囲気も味わい深そうではある。

 でも。

 この豪華なホテルをこそ、もっと味わってみたい我々。
 大浴場は朝6時から入れるというし、部屋から日の出も観られるというし……。

 朝5時の伊勢神宮と、朝6時の大浴場。

 どちらを取るかと言われれば、朝のひととき、ゆっくりしたいじゃないですか。

 というわけで、神様のバチが当たりそうなチョイスをし、気持ち良い朝風呂を満喫したあとは部屋から日の出を眺め、いいコンコロもちになって送迎車=タコ主任の到着を待った。

 約束の8時30分にタコ主任のハイテクカー到着。
 一路、鳥羽~伊良湖間を結ぶ、伊勢湾フェリーのターミナルまで送ってもらう。

 ところで。

 今回このルートを選ぶ際に、素朴な疑問が頭をよぎった。

 伊良湖まで行く大きなフェリーが発着できる港なんて、鄙びた海辺の鳥羽にあったっけ??

 ところがどっこい(死語?)、なんとなんと、伊勢湾フェリーのターミナルは、鳥羽水族館に隣接していたのだった。

 これがターミナル。

港出船の銅鑼の音たのし。


 そしてその2階から伸びる乗船タラップ。

港出船の銅鑼の音たのし。


 そのタラップから眺めると、鳥羽水族館の裏側が見える。

港出船の銅鑼の音たのし。


 こんなところにターミナルがあったとは……。
 いやはや、今までまったく知りませんでした。

 自分にまったく関係が無いと、気にもかけない、目にも留まらないようだ。

 初めてその存在を知ったターミナルは立派な建物で、いろんなお土産も揃っている。

 1時間弱の船旅の間の酒と肴を買い込み、準備万端整えているところへ、我々を伊良湖へと運んでくれる伊勢湾フェリーが到着した。

港出船の銅鑼の音たのし。


 伊江島へ渡るフェリーと同じくらいの大きさだろうか。

 2隻が交互に行き来しているようで、冬のこの時期でも便数が多いのは、やはり伊勢神宮の力というところか。

 1時間弱の航海ながら、船内は広くて立派だ。

港出船の銅鑼の音たのし。


 広々としたお座敷があるから、じっと座っていられない子供を遊ばせることもできるし、フツーにイスが並ぶ席もある。

港出船の銅鑼の音たのし。


 そしてありがたいことに、テーブル席まで用意されている。

港出船の銅鑼の音たのし。


 そのうえオプションとして300円ほど足せば、よりゴージャスな2階席も利用できるようだ。

 時期も時期だし時刻も時刻だからだろうか、9時30分鳥羽発の船客はことのほか少なく、勝手気ままにテーブル席を確保して準備完了。

 やがて出航時刻となったので、1泊だけながらもお世話になった、鳥羽に、鳥羽水族館に別れを告げる。

港出船の銅鑼の音たのし。


 ん?

 その視線の先には???

港出船の銅鑼の音たのし。


 アッ!!

港出船の銅鑼の音たのし。


 キンタコブラザース!!

 KINDON氏はこのあと、松阪かどこかから出ているフェリーに乗って中部セントラル空港へ渡り、一路那覇空港へ帰還する予定で、タコ主任は松阪(かどこか)まで彼を送り届ける予定になっているのだ。

 2人の盛大な見送りを受けながら、伊勢湾フェリー・知多丸は出航する。

 我々の気ままな帰省途上旅に付き合ってくれて、ありがとうタコ主任、ありがとう海洋写真家。

 また水納島で会いましょう! 


同じカテゴリー(旅行)の記事
飯能散歩。
飯能散歩。(2023-12-05 08:12)

カンモンハギ。
カンモンハギ。(2020-03-04 09:20)

萩の贅沢。
萩の贅沢。(2020-02-26 09:02)


Posted by クロワッサン at 08:52│Comments(4)旅行
この記事へのコメント
ご無沙汰してます。楽しく拝読いたしております。鳥羽からそのルートを選択されましたか。数年前、式年遷宮の年に、鳥羽水族館バックヤードツアーに参加した際に、東京から逆ルートを検討しましたが、あまりの移動時間の長さに断念しましたので、今日の続きがますます楽しみです。
Posted by アネモネフイッシユ at 2017年02月09日 22:04
ああ、そういえばそういうお話をお伺いした記憶が……。

たしかにこのルートは、我々のようなヒマ人向けではありますね(笑)。
それはともかく渥美半島の先っちょ周辺、
もう少し時間をかけて滞在してみたい場所でしたよ!
Posted by クロワッサン at 2017年02月10日 09:19
心に余裕ができたら是非!!
Posted by アネモネフイッシユ at 2017年02月10日 13:01
心と時間に余裕はあっても、
経済的余裕がない我々です…(笑)。
Posted by クロワッサン at 2017年02月11日 07:22
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。