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2017年04月13日

そこの海にいたCOO。

2017年 4月12日(水) 雨のち曇り

北の風 波あり
   
 芥川賞が今もなお純文学路線の新人の登竜門なのに対し、現在の直木賞は優れた「大衆娯楽作品」が対象になっているため、ときには「今さらこのヒトが?」と驚く場合もある。

 今回の恩田陸もすでにベテラン、十分すぎるほど売れている作家だというのに、今さらの直木賞でもやはり「箔」がつくのだろうか。

 今は亡き景山民夫が、それまで名を馳せていた放送作家の仕事をやめて作家に専心するきっかけになったのは、やはり直木賞受賞だった。

 受賞作は「遠い海から来たCOO」。

 当時のワタシは彼が放送作家としてどれほど活躍していたかなどということはまったく知らず、景山民夫といえば、俺たちひょうきん族に出てくる「フルハム三浦」としてしか知らなかったから、受賞作品を読んで初めて、このヒトが実はタダモノではないことを知ったのだった。

 その「遠い海から来たCOO」は、南洋で父と共に暮らす日本の少年と、どういうわけだか奇跡的に棲息しつづけていたとある生き物との交流と冒険とスリルとサスペンスで、COO(クー)というのは「とある生き物」に少年が付けた名前だ(ワタシの記憶が確かだったら…)。

 もっとも、現実的には今の地球に存在することはまずないだろうその生き物だから、残念ながらいかに南国の海で暮らしていようとも、我々が主人公の少年のようにCOOに出会えるチャンスはない。

 ところが!

 なんと水納島にもCOOがいた!!

 激写。

そこの海にいたCOO。


 ね、ちゃんと背中に「COO」と……。

 あの……そこのアナタ、本気で怒らないように。

 このキイロイボウミウシを見つけたのはワタシだったのに、写真を撮ったのはオタマサ。

 はい、COOにはまったく気がつきませんでした(汗)。

 逃げない生き物は、なにはなくともあらゆる角度から眺めてみなければ……。

 それにしても見事な「COO」、どこかに活きる道はないですかね?

 「遠い海から来たCOO」実写映画化!!なんて話がもし今あれば、巨匠コスゲさんなら逃さず撮ること間違いないだろうけど、30年も前の作品なんて、冒頭のように説明しなければ誰も覚えてないだろうからなぁ……。

 明日のこの稿は更新しません。


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Posted by クロワッサン at 07:00│Comments(3)水納島の海
この記事へのコメント
COO素晴らしいです!他のバージョンも探してください(^^)
Posted by 古菅正道 at 2017年04月13日 12:25
爆笑wwwwwwww

こんなん好きデスw

して
もう一つの顔が
COO(Chief Operations Officer)
水納島のビーチの最高執行責任者だったりして・・・www
Posted by がんばるオジサン! at 2017年04月14日 12:17
古菅正道さん、
くっきりはっきり「COO」に見えるのは素晴らしいのですが、
直木賞の話題から景山民夫につなげてCOOにもっていくのは、
無理やり感がありすぎたでしょうか(笑)。

がんばるオジサン!さん、
ちなみにこのCのサイズは、
視力検査表でいえば1.2くらいの「C」ですから、
クラシックアイにはつらいかもしれませんよ(笑)。
Posted by クロワッサン at 2017年04月14日 22:29
 
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