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2017年10月31日

ノーガード5時間半。

2017年 10月30日(月) 晴れ

北の風 時化模様 
   
 本土に木枯らし1号を吹かせた気圧配置は、沖縄には強烈な北風を終日吹かせ続けた。

 そのため、台風が遥か彼方に去ったというのに、連絡船は欠航のまま。
 翌日にはようやく風もおさまり、どうやら連絡船も通常運航を再開する見込みではあるけれど、気がつけば10月最後の日なのだった。

 各業者は、この1日のためだけに日帰り客受け入れ態勢を整えるのだろうか……?

 とはいえあくまでもシーズン中のこと、桟橋から続く石畳道とシャワー・トイレ棟前に溜まった砂は、例によって連絡船が復旧する前に人力で排除しなければならない。

 この日のうちに連絡船が復旧するわけじゃなし、作業は午後1時からということになった。

 午後1時からなら、パソコン仕事をしながらプレイボールから観つづけていたワールドシリーズ第5戦も、さすがに試合終了になっていることだろう……

 …という予測は甘かった。

 そろそろ掃除に行かなきゃ、という時点で試合はまだ7回裏のアストロズの攻撃の最中。しかもスコアは8-8の同点。

 決着がつくという意味ではここから最も面白くなるというのに、ああ、掃除に行かなきゃならないなんて……

 作業自体は人海戦術で1時間ほどで終わったので、すぐさまテレビをスイッチオン。
 でもまぁ、いくらなんでももうゲームは終了してるだろうなぁ、と諦めつつ画面を見てみると…

 …まだ9回表のドジャースの攻撃だった。

 砂をせっせと排除している間に両チームとも得点を重ねていたため、試合時間が一層長引いていたのだ。

 とはいえスコアは12-9でアストロズがリード。
 いかに点を取りあう展開とはいえ、9回表で3点差はキビシイだろう…

 …と思いきや、あれよあれよという間にドジャースが同点に追いついた。

 そんなこんなで、結局延長10回裏のアストロズのサヨナラまで観終えることができた。
 試合時間は5時間30分。
 ワールドシリーズ史上2番目の記録になったそうな…。

 だからといって、試合時間が長くなったことに文句を言うヒトなどほとんどいない。
 そりゃそうだ、こんなノーガードで打ち合うボクシングのような試合、我々のようなシロウトが観ていて面白くないわけがない。

 そんな歴史に残るゲームをほぼほぼすべて観ることができたのも、ひとえに台風22号と季節風のおかげである。

 この台風&季節風のためにご来島を断念されたゲストのみなさんの涙の陰に、ワタシのささやかなシアワセあり。

 世の中何が幸いするかわかりませんなぁ……。


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Posted by クロワッサン at 07:45│Comments(4)日々の徒然
この記事へのコメント
こっちはしっかり「やけ焼き肉食い放題」しました。
恨み節です(涙)。
Posted by akapan@涙 at 2017年10月31日 13:06
「ダイビングフィー分の焼肉」ともなれば、
牛1頭分ほどの量になりましたでしょうか(笑)。

未定中の来シーズンですが、
ずっと北風が続いた今回の台風でも季節風でも、
砂はほとんど変わらない状態でした。
供給源が無くなってしまっているためと思われます。

したがいまして、akapan@涙さんのリベンジ、
お受けできる方向で行けそうです。
あらためてメールでお知らせいたします。

来シーズンの状況につきましては、
シーズン情報コーナーでも告知する予定です。
Posted by クロワッサン at 2017年10月31日 15:25
 私が今シーズンのラストゲストになったド~って訳ですか。蛸の呪いがぁ~。怖いですね、恐ろしいいですねぇ。

 渡久地の水納丸事務所のオネエちゃん(オバチャン?)に「この荷物をゆうパックの着払いでお願いしますね」って言ったら、「何の宅配便業者ですか?」と聞かれて思わずスッコケました。ゆうパックって郵便局の商品名なのに~、びっくりぽん。あの方、大丈夫?? おまけに、その荷物は、来たときはヤマトの航空便だったのに、船便扱いされて、10日後に自宅に届きました。郵便局のアホ職員が・・・。船便に変えることに執念を燃やしているのかい。
 
 お二人とも、どうぞ来シーズンまで、のんびりとお過ごしくださいませ、大変お世話になりました。

 なお、イトヒキフエダイのミステリー・サークルの件が、「沖縄ダイビングショップ リベルテ もとぶ店 木村俊明さん」のFB「44の海の談話室」への投稿によって、水納島や隣の伊江島の水納島寄りのポイントでもあのイトヒキフエダイらしき同じ個体が似た時期に観察されたことで、謎を巡って、にぎわっておりました。今シーズンは北よりの風で本島の船は余り来なくなるでしょうから、植田さんが動画でサークル作りの場面を撮影して、ブログにアップされると嬉しいですね。これは、あのフブに次ぐ、世紀の大発見になるかもしれませんぞ。
Posted by ドリアン佐藤 at 2017年11月01日 03:06
佐川でも日通でもついつい「宅急便」と言ってしまうのと同様、
「ゆうパック」も宅配便の代名詞になっているのかもしれません。
ま、それも鄙の味わいということでご了承ください。
こんな田舎の乗船券発売所が、
帝国ホテルのフロントみたいになってしまったら、
きっとつまらない世界でしょうし(笑)。

イトヒキフエダイは、
その後サイズの異なる他個体も目撃しました。
が、件のミステリーサークル(?)は、
2日後には跡形もなく消え去ってました。
アマミホシゾラフグのような産卵床ではないことだけは間違いなさそうです。

奇跡的に「世紀の大発見」を形にできたりしたら、
島の周りは一層ダイビングボートだらけになって、
我々が潜れる場所がますます無くなってしまうことでしょう(笑)。
Posted by クロワッサン at 2017年11月01日 08:18
 
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