2018年09月26日
ホワイトバルサミコ酢。
2018年 9月25日(火) ぐずついた天気もときおり日差し
北東の風 時化模様
様々な人々の夢と希望を打ち砕き、前日午後から欠航となった連絡船。
本島に渡ってしまうと、島にいる場合と比べてさほど風浪を感じなくなるから、その後も大して風は吹いていないと思われた方もいらっしゃることだろう。
でも実際の海況はみるみるうちに悪化し、本来の最終便くらいの時刻には大時化状態に。
船長の判断はやはり正しかった。
一夜明けても、それなりに荒れた海況のまま。
当然ながら連絡船は欠航である。
午前中のうちは雨がちのお天気だったものの、午後になると薄曇り状態になったので、オタマサはセッセと畑の準備に精を出している。
夏の間伸び放題だった雑草の草刈りを始め、この時期から始めなければならない冬の畑の準備。
従来のこの時期は平日なら比較的空いていたから、いつでも好きな時にタイミング良く作業をすることができていた。
ところがゲストの高齢化とともに曜日に関係なくお休みになれる方が増えたため、けっして人数は多いわけではないものの、気がつけば空いている日が減ってしまい、作業に費やせる日が無く、やや困ったことになっていた。
そこへもってきてこの台風騒ぎ。
停滞&ターンのせいで欠航期間はとんでもなく長くなりそうだから、これで数日でも雨が降らない日が続けば、畑の準備は飛躍的に進行することだろう。
はた迷惑な台風にも、数少ない利点はあった。
話は変わる。
去る連休中は、チーム・すいたん(スーパーエイトからご家族ご夫婦抜粋チーム)とリアル大の字2/3さんたちのおかげで、夜の酒席はとんでもなくゼータクな美食空間になっていた。
ここでパッとテーブル上の豪華三昧を披露したいところながら、あまりの美味さに食べるのに夢中になってしまい、撮るのを忘れた…。
でも、その際に得た新知識は忘れない。
…というか、半年もすれば忘却の彼方3万光年の果てに置き去りにされてしまうかもしれないから、備忘録として書き残しておこう。
その主役はこちら。
まるでシャネルで売っていそうな香水か何かのようにも見える便に入っているのは、オリーブオイルとバルサミコ酢。
バルサミコ酢って赤黒い色をしたものだけなのだとばかり思っていたら、これは遠目には空瓶にしか見えないほどに無色透明の逸品で、ホワイトバルサミコ酢というらしい。
オリーブオイルを垂らしていただけばそれだけでも文明開化の音がするところにバルサミコ酢をさらに垂らせば、チョンマゲ頭をバリカンで五厘刈りにするくらいに衝撃的かつ得も言われぬ深い味わいに。
バルサミコ酢自体の香りは酸っぱさが勝っているというのに、オリーブオイル&バルサミコ酢になると、驚いたことにほんのり上品な「甘味」が加わるのだ。
そこにコンマ3秒遅れて本来の酸味が混じり合うと、口中はシアワセとヨロコビの弦楽五重奏。
いやあ、ビックリこいたぜホワイト。
こういう選りすぐりの逸品が、梅田のデパ地下(阪急百貨店)で選り取り見取りだそうな。
アカジンのカルパッチョなんぞの味付けに使えば、その力をいかんなく発揮してくれることだろう。
とはいえ、このグレードの品となると、県内では名護以北で手に入れるのはムツカシイ。
あの混雑ブリブリの売り場は田舎者には非常に敷居が高いのだけれど、ここはひとつ次回帰省のおりに、デパ地下でいろいろ物色してみることにしようっと。
……値段を見て敢えなく撤退するかもしれないけど。