2020年09月18日

ベテラン再生。

2020年 9月17日(木) 晴れ

南の風 波あり

 秘密基地にて一泊し、朝イチの連絡船で島に帰還。
 
 日中はあまりにも暑いので最終便が島を出るまでのんびり過ごし、午後遅くは草刈り&ガメ公の散歩と、休日にしかできないことをやっておいた。
 
 暑い暑いと思っていたら、今夏の北半球は史上最も暑い夏だったそうな。
 
 そんな暑いさなかに、住居側のクーラーの効きがガクンと落ちてしまった。
 
 設置から17年経つのだし、今まで生き延びているだけでもキセキのようなものながら、室外機は動いているし、一応冷風は出ているというのに、なんでだろう?
 
 それは風力のモンダイだった。
 
 クーラーはちゃんと機能しようと頑張っているにもかかわらず、冷たい風を送り出す能力が格段に低下してしまっているのだ。
 
 しかし室内機内部にある送風用の筒は、一生懸命クルクル回り続けている。
 
 なのになぜ??
 
 あ、ひょっとして……。
 
 台所に換気扇が無い仮設住宅暮らしの我が家のこと、毎日毎日台所で調理をしていると、その油分は上方へと流れ、天井から50センチほどまで満遍なく行き渡ることになる。
 
 17年選手のクーラーのこと、送風口の扉のツメがとっくの昔に利かなくなっているため、扉は針金で引っ掛けて常時開けっ放しにしてあるから、油分は内部にまで隈なく行き渡っていることだろう。
 
 そこで、換気扇の油汚れ落とし用マジックリンを送風用筒に直接吹き付け、しばらく時を置いてから、送風用筒の隙間という隙間を綿棒でこすってみた。
 
 すると、角質ケア用ジェルの小汚いCMさながら、油汚れがゴッソリ。
 
 さっそくクーラーをつけてみると……
 
 あら、力強い涼風が!!
 
 風のある日の夕刻、外より暑い部屋よ、さらば。
 
 寝苦しい夜よ、さらばさらば。
 
 そろそろ寿命かな…と諦めかけていたところ、まるで野村再生工場で息を吹き返したベテラン選手ばりに働くようになったクーラーなのだった。
 
 聞くところによると、お勝手に据えてあるクーラーは特にこのような症状に見舞われるため、せめて3年に1回くらいは送風筒を掃除してあげなければならないらしい。
 
 それを17年、ここで暮らすようになってからでも9年間放置プレイだったのだもの(フィルターや冷却フィンは毎年掃除してましたけど…)、油汚れが溜まらないはずはない。
 
 人の体も家電製品も、長生きのためには日々のケアが大事なのである。


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Posted by クロワッサン at 07:28│Comments(2)日々の作業
この記事へのコメント
設置から17年!?(・o・)
ありえん・・・。
Posted by ガキヤヒロシ at 2020年09月18日 11:26
お褒めに与かり光栄です(爆)。
Posted by クロワッサン at 2020年09月19日 15:47
 
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