2022年07月13日
メインイベントは水面に。
2022年 7月12日(火) 晴れ
西の風 おだやか 水温25度~27度
引き続き本日も快晴!
大潮に差し掛かっているので干潮時に潮がやたらと引くということ以外、コンディション的にはまったくのストレスフリー状態だ。
この日も早めに1本潜りに行って、懲りずにまたサンゴの上シリーズの続き。
本日はこのヒト。
ん?ハマクマノミがサンゴの上に?
そのヒミツはこちら。
サンゴの根元のほうに、彼のおうちのタマイタダキイソギンチャクがあるからでした。
…というネタのために注目してみたものの、とりたててサンゴの色味がきれいなわけでも、ハマクマノミがかわいいサイズのチビターレというわけでもないから、いわゆる「可愛い♪」系で撮れない。
そこで正面から見ると…
…わりとカワイイ。
と思って撮っていると…
アクビをしてくれた。
あいにくサンゴの上ではなかったものの、先日の人生最小記録を5ミリほど更新するシチセンチョウチビターレに遭遇。
こういうものをチマチマ撮っている合間にたまにキョロキョロしていると、2匹の大きなイソマグロがでブイブイいわせながら傍を通っていった。
先頭の1匹はフィンを脱いだオタマサくらいはありそうなサイズだ。
でも小さい魚をチマチマ撮る用のレンズなので、離れていても…
…顔を撮るのが精一杯なのだった(涙)。
それにしてもスルドイ歯だこと。
こんな歯を揃えたデカいイソマグロに本気で挑まれてしまったら被害はゴマモンどころじゃなさそうだけど、幸いイソマグロとダイバーは、利害が対立する関係にはない(今のところ…)。
その他いろいろ海中での出会いがありつつも、メインイベントはエキジット後に待っていた。
大潮で潮の移動量が増したからか、大量の軽石をはじめいろんなゴミも流れ着いていて、ボートに戻ろうと思ったらドライブ(プロペラがついているとこ)に太いロープが絡まりついていた。
知らずにそのままボートを走らせてしまったら、すぐさまプロペラに絡みついてしまうから、すぐさま排除。
その際になにか魅惑的なクリーチャーがいないか、ちゃんと目視したはずなんだけど、その時には気づかずボートに揚げた。
しかし海中で気づけなかっただけで、そのゴミロープには魅惑的なクリーチャーがついていた。
ロープとともに水揚げされ、そのままでは即席干物になってしまうから、すぐさま放流。
さて問題です、このクリーチャーは誰でしょう?
すぐさまわかってしまったアナタは、ある種の変態社会人であることは間違いない。
正解は↓こちら。
ご存知ハナオコゼ。
けっして長距離遊泳をするために特化しているわけではなさそうな運動機能を駆使し、懸命に泳いでいた。
ただしゴミとはいえそれまで長い間拠り所にしていたものが突然無くなってしまったハナオコゼ、傍に浮いているものといえば…
…ボートだけ。
できることなら拠り所にしてあげたいところではあるけれど、この場に停めたままにするわけにもいかない。
なのでボートに縋ろうとする彼を追いやり、遥かな旅路へとついてもらうことにした。
この日は他にも浮遊物が多かったから、すぐさま次のマイホームを見つけることができるだろう。
ハナオコゼは桟橋脇に漂ってきた流れ藻の上で見かけることはあっても、ボートダイビングでは滅多に会えるものではない。
久しぶりに軽石が大量でしかもゴミが多くて閉口していたのだけど、そんな状況だからこその千載一遇なのだった。
Posted by クロワッサン at 06:48│Comments(0)
│水納島の海