2022年07月19日
静かに最長不倒記録。
2022年 7月18日(月) 未明雨のち晴れ
南の風 かなり波あり 水温26度~28度
この3連休はこの夏最大の試練を迎えている。
できることなら時が素早く流れて早く終わっちゃえ!という思いが募れば募るほど、そういう時に限ってやたらと1日が長い。
これが終わったら、真っ白に燃え尽きてしまいそうだ。
いったい何が試練なのかという話は、当然ながらナイショである。
先週の予報では雨マークが優勢だった3連休中は、結局日中の降雨は無く、この日など天気予報をまったく覆してずっと晴れ。
ただしまるで梅雨明け直後のような気圧配置のせいで南風がやたらと強く、この日の連絡船の運航も危ぶまれたほどで、そこまで荒れたらやっていられないということなのだろう、島に来る2大日帰りツアー業者が水納島ツアーの中止を決定。
ここ数年はこういう場合だと連絡船も息を合わせて便数を減らすところだったのに、なぜだかこの日は雄々しく通常運航してくれて、なおかつ水納ビーチは営業、島内パーラーも営業、島内唯一のマリンレジャー業者も営業と、一般客にはなんの支障もない1日になった。
もっとも、その肝心の一般客は、パラソルが10本立っているくらいだったけど。
臨時便まで出た昨日はパラソルだらけになっていたことを思えば、ようするに水納島への日帰り客って、そのほとんどがツアー客なのだということがよくわかる。
でもそのおかげで、これぞまさしく離島の夏というほどにのどかでほのぼのとした環境になっていた。
そして太陽もゴキゲンに。
桟橋にいた時に、ビーチボーイに教えてもらったもの。
これは日暈(ひがさ)と呼ばれる気象現象で、久しぶりに目にした。
この日ビーチにいた人々のうち、気がついた人が何人いただろう…。
お日様といえば、先月の爆裂豪雨長雨の日々で不足していた日照も、このところお釣りがくるくらいに燦燦としている。
だからだろうか、春先の日照不足の頃から太陽を求めて場所を移動していたセンジュイソギンチャクが、元の場所に戻りつつある。
このセンジュイソギンチャクの住人であるハナビラクマノミに、ようやくパートナー候補ができたことは先日お知らせしたとおり。
チビターレは今も健在だ。
そしてこのほど、さらにもう1匹候補が増えていた。
サイズ的に左側が先住者で、右側が新入りだろう。
クマノミ類における先住者優勢の法則からすると、このまま順調にいけば左側のチビが「オス」になるのだろうけれど、まだまだこの先なにがあるかわからない。
彼にもし何かあれば、たちまち新入り君の時代の到来だ。
健気にイソギンチャクの触手の合間でチロチロしているチビターレたにも、様々な思惑が絡み合った虎視眈々的暗闘があるに違いない。
こことはまったく別の場所で、久しぶりにモンヒモウミヘビに出会った。
近寄ろうとするとすぐに砂中に引っ込む子が多いモンヒモウミヘビだけど、コイツはなかなかお利口さんで、口をパクパクさせながらずっとこのままでいてくれた。
撮っている間、なんか違和感があるなぁ…と思っていたところ、その理由がわかった。
日中出会うモンヒモウミヘビといえば、↓このように顔の部分が出ているだけということが多く…
…これまで観たことがあるなかで最も出ていたものでさえ、せいぜい↓これくらい。
最初は体の黒点の密度の違いかなとも思えた違和感は、実は身の乗り出し方にあったのだ。
個人的モンヒモウミヘビ最長不倒記録樹立だ。
…って、単にでっかい個体だっただけなんだろうか。
一方リーフエッジあたりでは、相変わらずオキナワスズメダイの若魚たちが、おそらく今年限りであろうフィーバーぶりを見せてくれている。
場所によっては、オキナワスズメダイ云々以前に水納島とは思えなくくらいの魚影の濃さになっているところもあって、ただただボーッと見ているだけで気持ちがいい。
あいにくその様子を1枚の静止画像で表わす術がワタシには無いので、わかりやすさという意味ではやはり動画に軍配が上がる。
近年恒例となっていたキホシスズメダイチビチビたちのお株を奪う大集団なんだけど、「夏の沖縄」が当たり前の方々には、こういうのもフツーに「夏の沖縄」のシーンに見えてしまうのだろうなぁ…。
今年限りであろう旬を迎えているオキナワスズメダイたち、見頃を迎えている今、夢お見逃しなく。
Posted by クロワッサン at 06:05│Comments(0)
│水納島の海