2024年07月02日

黄金バブル。

2024年 7月1日(月) 晴れ

南西の風 波あり 水温25度~28度

 暦はいよいよ7月に突入。
 
 連絡船も今日から1日6往復だ。
 
 これから3ヵ月間、島は「夏」モードに様変わりする。
 
 すなわち、静かな日々まで、あと3ヵ月間の辛抱だ…。
 
 でも港の工事、リゾート開発の工事で、これからあと何年も「静かな日々」など帰ってきそうもないのだった。
 
 さてさて、かつては多くのダイバーにとって黄金の日々と言われた7月上旬。
 
 それは、梅雨が明けて本格的夏モードに突入した海が、1年で最も輝く季節だからこそ。
 
 近年は気の早い台風のせいでこの黄金の日々がまったく黄金ではないことが常態になっていて、むしろその時期ははずした方がいいとさえ思われるようになっていたんだけど、昨年は久しぶりに7月上旬の黄金が復活、そして今年もまた暦上には存在しないゴールデンなウィークになってくれそうだ。
 
 なんといっても、台風の存在を気に掛けずに済む日々というのは素晴らしい。
 
 そして台風が来ないおかげで、各種チビチビが安定的に増えているということはすでにお伝えしたとおり。
 
 むしろ増えすぎて安定を通り越しているように見えるのが、昨日も紹介したオウゴンニジギンポのチビターレたちだ。
 
 今季第何弾の孵化ローテーションの子どもたちなのかは不明ながら、ここ数日は定着し始めたばかりの激チビチビの姿がよく目立っている。
 
黄金バブル。

 おそらく実測15ミリもない激チビチビは、青味も黄色味も薄く儚げで、サンゴの傍らで薄幸感を出しまくっている…
 
 …のだけど、どうやらこのタイミングで孵化したチビチビは空前のベビーブームらしく、この薄幸チビチビたちが大集合している。
 
 それについては昨日触れたばかりながら、昨日でさえ大量と驚いていたところ、この日はさらに…
 
黄金バブル。

 こうなるともはや、タイムボカンシリーズの「今週のビックリドッキリメカ」なみといっていい。
 
 上の画像では、ひとつの画面内に15匹という過去最多記録になっているんだけど、画面外のものも合わせると軽くこの倍はいた。
 
 そんなたくさんの黄金チビチビたちがワラワラしている様子はなかなか静止画像では伝わらないだろうと思い、動画でも撮ってみた。
 
 いささかピントが甘いけど、ワラワラ感を…。
 
 
 
 ちなみに↑この動画のなかで、1匹だけイナセギンポのチビターレがすまし顔で泳いでいます。
 
 南洋のもっと豊饒の海ではこういうのが当たり前なのかもしれないけれど、過去30年の水納島暮らしで、チビチビがこんなにたくさんひとっところに、それもそこかしこで集団になっているのを観るのは初めてのこと。
 
 いったいオウゴンニジギンポに何が起こっているのだろう?
 
 そのあたりはまったくナゾながら、7月上旬という海の黄金週間に、まさにオウゴンバブルになっているオウゴンニジギンポたちなのだった。 


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Posted by クロワッサン at 06:30│Comments(0)水納島の海
 
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