2013年12月20日
神様もスッキリ。
2013年 12月19日(木) 晴れ
北の風 時化模様
天気予報が告げていたとおり強い北風が吹く1日になり、連絡船は予告どおり欠航。
ただし雨の日の欠航と違いときおり日差しが出る天気だと、同じ欠航中でも1日がまったく違ってくる。
師走も後半に入り、例年だとこういうタイミングであるはずのもの。
そう、御願所とそれに続く道の清掃&草刈りだ。
清掃は女性陣、草刈りは男性陣と作業が仕分けられていて、その女性陣のうちの重要な戦力であるジュンコさんが本島に出ているから、今日のところはまだやらないか…という予想は甘かった。
せっかくの欠航で日中に船員さんという戦力があり、しかも晴れているとなれば、このチャンスを逃すはずはなかった。
というわけで、午後3時から1時間30分ほど草刈り大会になったのだった。
その知らせが当日午後1時くらいであっても誰もが集合できるというところが、小さな島の便利なところでもある……。
沿道の草はいつものごとくだったけど、今回は御願所の中の様相がいつもとちょっと変わっていた。
例年に比べ、草がやたらと生えているのだ。
いつものこの時期だったら、落ち葉が堆積しているばかりでそれを掃き清めれば済むところ、下生え程度の丈の短いものや蔓性の植物が、けっこう本気でビッシリ茂っていたのである。
はて、なんで?
それは、度重なる巨大台風のせいで周囲のモクマオウが枯死してしまっているためだった。
枝から葉という葉がなくなってスカスカになっているため、日差しがそのまま御願所にまで降り注ぐようになっているのである。
だから、モクマオウではない木々に覆われている他の場所の御願所には、草は生えていなかった。
神様が祀られている場所に木々がうっそうと生い茂っているのは、そこが神様の立ち寄りどころになるようにという配慮とはいえ、雑草を生えさせないようにするという効能もあったとは知らなかった。
雑草が生い茂っていた御願所周辺の道は、普段から牛やヤギのために草刈り職人マサシさんが刈り取っていたため、草刈り部隊の出番はほとんどなし。
なので、ジュンコさんがいなくて戦力が35パーセントダウンしている女性陣を手伝うべく、そこでは雑草抜きを男性陣もお手伝い。
大きなオサムさんが背を丸めてチビチビと草を抜いている姿をご想像されたし。
同じ作業を男女ともに行なうという、普段滅多に見ない光景があったりしつつ、こうして作業は終了した。
新年を迎えるにあたり、神様もさぞかしスッキリなさったことだろう。
御願所のひとつ、通称竜神様。
マサエ農園から海側に30歩ほどの坂の途中にある。
マサエ農園から海側に30歩ほどの坂の途中にある。
Posted by クロワッサン at 08:49│Comments(0)
│日々の作業