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2014年06月16日

女性誌デビュー。

2014年 6月15日(日) 雨

南の風 波あり
  
 
 梅雨の季節に雨が降らないなら降らないで、やれ水不足だ干ばつだと困ったことになる。

 だからといって、降りすぎたら降りすぎたで、これまた大変なことになる。

 日本は昔から、イエスでもノーでもない、黒でも白でもない中間部分を文化的に育んできたわけだけど、お天気もまたしかり。「ほどほど」だからこそ、四季折々の季節の味わいがある気候風土の国だったのだ。

 ところが昨今の気象ときたら、メリハリありすぎ。

 これが10年20年と続いていったら、おそらく日本の暮らしは相当変わったものになることだろう。

 でまた、津波に備えた堤防があべのはるかすのようにそびえ立つ、といった天災に備えた大規模な工事も大変に荒々しい。
 これまた10年20年続いたら、おそらく日本の風景は相当変わったものになることだろう。

 昔は国敗れても山河は残ったから、そこで暮らす人々はとりあえず生きていくことはできた。
 しかし今のままでは、国敗れて山河もなしってことになってしまいそうだ。

 今年の沖縄の梅雨も、たしかに梅雨っぽいといえば梅雨っぽいんだけど、その降り方には「恵み」の慈愛っぷりが微塵も感じられない。
 
 おかげで、修理後それなりにちゃんと繋がっていた電話がまた普通になるわ、ボイラーが突然機能停止になるわ……。

 雨が降ったら壊れる電話線やボイラーって何???

 とにかくそんなわけで、今電話は不通状態でございます……。

 話は変わる。

 ダイビング雑誌すら見なくなって10年は経とうかという僕がたまに目にする雑誌といえば、沖縄銀行の窓口で待っている間に読んでいる、銀行備え付けの週刊文春くらいなもの。

 そんな僕にとって女性誌なんぞというものは、アフガニスタン人にとっての囲碁ジャーナルなみに無縁な存在だ。

 もちろん、「女性」という言葉とそもそも無縁なオタマサにとっても、女性誌なんてものは普段の生活にまったく縁がない存在といっていい。

 ところが。

 このたび、オズマガジンなる女性誌が沖縄特集を組むにあたり、当雑貨屋さんが小さく小さく、それこそ爪の先のレアウミウシなみのサイズで紹介されている。

女性誌デビュー。


 そして、35人が紹介するおすすめ沖縄スポットという、なんで35人なのかよくわからないコーナーでは、水納島の海がおすすめスポットということで、オタマサ名義で紹介している。

 マスメディアとは無縁な当店がなぜにこのような女性誌に登場しているのかというと、水納島に一度取材に訪れたらしい編集者から依頼を受けたからにほかならない。

 「島に来たはいいけどお店が開いていなかったので……」

 ということで、誌面で紹介するから是非お店の外観写真をお借りしたい、ということだったのだ。

 今さらダイビングサービスの宣伝をする気はさらさらないけれど、雑貨屋さんの宣伝をすること自体はやぶさかではないので、快諾してすぐさま写真を撮って送った。

 それが52ページの写真ね。

 このあたり、今日のデジタル社会は便利でございますなぁ……。

 すると、件の編集者は、当サイトを見たとかいろいろとその気にさせる言葉を並べつつ、さらなる要望を。
 いわく、おすすめスポットとして水納島の海を紹介したいから、紹介者のポートレートかそれに代わる写真(花でもOK)と、海中の風景写真とともに、その紹介文を60文字以内で、それと紹介者のプロフィールを30文字で、ということだった。

 水納島の海をどれだけ紹介しても、潤うのは本島から水納島に潜りに来るダイビングサービス……という図式が成り立って10年経つ今、いまさら当方が島の海を「おすすめスポット」などと紹介する意味は営業的にはほとんどないんだけど、これはまぁ行きがかり上しょうがない。

 とはいえあなた、30文字でプロフィールって、何を書けっつうのよ。

 しょうがないのでとりあえず、

  「島暮らしを始めて今年で20年目、今日も作って潜って飲んでます。」

 2ケタの半角数字を1文字と見なせば、句読点を含めてちょうど30文字。我ながら完璧!!
 
 ……と思っていたら、使用されていたのは最初の「島暮らしを始めて今年で20年目」の部分だけなのだった。
 
 やはりオサレ~な女性誌には、「飲んでます」なんてノリは不向きなのでございますね……。
 
 いずれにせよ、2日後を目途に…という要望をその日のうちに、というか、依頼後1時間以内でこなし、送信用にリサイズした写真とともに送った。
 
 その後…

 ……音沙汰なし。

 送ったもので事足りたのかどうか、それ以前に、そもそもちゃんと届いているのかどうか、送った側としてはいろいろ気になるところである。

 ちゃんと届いているなら届いているで、これでOKとかありがとうとか、一言あってもいいんじゃないの??無償でやってるんだから。

 依頼するときはさんざん美辞麗句を並べつつ、用済みになると見向きもしなくなる。
 これがマスコミのフツーの姿勢であることは言うまでもない。

 だいたい、よくよく考えたら、わざわざ訪島してくださったのに店が閉まっていたのは申し訳ないにしても、外観写真くらいその場で撮れるんじゃね???

 そうこうするうちに、約束どおり見本誌が届いた。
 あ、写真と原稿はちゃんと届いていたのね………。
 
 それにしても、このオズマガジンというのは世の中でどういう存在なのだろうか。
 買わないまでも、手に取ってみたことがあるという人が、身の周りにどれくらいいらっしゃるのだろう??

 ……と思っていたら、先日予約メールを送ってきてくださったゲストから、オズマガジンに載っていた!!とお知らせいただいた。

 公称10万部といえば実質1万部くらいだろうに、けっこう世に出回っている雑誌なの?

 なにはともあれ雑貨屋さん、ついに女性誌デビュー♪

 って、店の外観写真だけじゃ、その効果はほとんどないだろうけど……。

 ちなみにオズマガジンのその号では、座間味島の紹介ページでうみまーるの水中写真がドドンと大きく使用されている。
 水納島の新1本サンゴの写真がサムネイルサイズであるのとは大違いだ。

 これって、写真使用料は払われているのだろうか。
 それとも、これまた無償提供なのだろうか。

 今度会ったら訊いてみようっと。

 
 


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Posted by クロワッサン at 08:07│Comments(6)吉田兼好宣伝
この記事へのコメント
ネットで調べたら、立ち読みが出来るページがあったのでザッと見てみました。うみまーるの写真、見開きで載っていました。コピーが「サムライブルーより注目の慶良間プルー」発売時期を意識してのコピーでしょうね(笑) この写真を見たら、ギャル(死語)は慶良間に行きたくなってしまいます。

ところで、慶良間が国立公園になった記念ポスターの写真、素晴らしいんですけど、誰が撮ったか知っていますか? このポスターを見たら、ギャルじゃなくても行きたくなってしまいます。

http://www.vill.zamami.okinawa.jp/news/2014/03/post-50.html
Posted by た~ちゃん at 2014年06月17日 11:28
記念ポスター、たしかにきれいな写真ですね。
ワタシも行きたくなりました(爆)。
Posted by クロワッサン at 2014年06月17日 12:22
昼休み、近くの書店へ即行きました。
女子が喜びそうな感じに仕上がっていますね。
とりあえず記念品(*^_^*)
週末から渡嘉敷、来週木曜日からは飲み友と沖縄観光しますので参考文献になります。
Posted by ☆hirome☆ at 2014年06月17日 13:58
どんなに女子が喜びそうな宣伝をしていただいても、
クロワッサンのボート上は、いつもおっさんばっかりです(笑……というか、涙?)。
Posted by クロワッサン at 2014年06月21日 17:32
依頼するときはさんざん美辞麗句を並べつつ、用済みになると見向きもしなくなる。

まったくその通り。わざわざメールでタイトルを聞いてきて、幼生とかいたのに、出版物は妖精。訂正をお願いしてもなしのつぶて。で、タイトルは重要と記事ない書いてあるので開いた口がハナヒゲウツボです。
Posted by 泉ちゃん at 2014年06月23日 00:28
固有名詞入りで是非詳細を(笑)。
Posted by クロワッサン at 2014年06月23日 16:58
 
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