2018年11月28日
ワンポイント。
2018年 11月27日(火) 晴れ
北東の風 おだやか 水温24度~25度
冴えない朝になると告げていた天気予報は見事にはずれ、朝からすっかり晴れ渡る1日に。
屋外にいたらジワリと汗ばむほどで、こうなるとやっぱり海が呼んでいる。
いつものように朝早めに潜ってから桟橋に戻ってくると、穏やかな水面はユラユラと煌めき、ダンシングサンシャイン状態だ。
夏ですなぁ……。
こういう場合、絵的には画面のどこかにワンポイントになる「何か」がいたりあったりしてほしいところ。
ビーチの帝王・巨匠コスゲさんなら、どこかからアオヒトデや形のいいサンゴが突如として出現するところなのだけど、どういうわけだか(おそらくそういうわけで)そのような僥倖はワタシには訪れない。
ところが!
先日紹介したミカヅキツバメウオが、波打ち際近くの水面で戯れていた。
あともう少し近く、そしてもう少し体を横向きにしてくれていたら……。
もっとも、ノシノシと歩いて近づいてくる人間と大きなカメラを前にすれば、どのような魚でもその場にジッとしているはずもなし。
タネを明かすと、器材やタンクを車に積んで、桟橋から帰ろうというときに、煌めくサンシャインダンシングの下でミカヅキツバメウオが遊んでいるのが見えたので、ちょっとばかし寄り道とばかり、カメラ片手に浜から歩いて行った次第。
1時間ほど水中にいて冷えた体が、エキジット後すぐに再び水に浸かろうという気になれたのも、夏のような陽気のおかげだ。
ただしマスクなどつけていないからファインダーすら覗いていない状態で、水面越しに場所を確認しながら歩いて近寄って行ったところ、せっかくのんびり水面で戯れていたミカヅキツバメウオは、気分を害しつつスタコラサッサと逃げてしまったのだった。
すまぬ、ミカヅキツバメウオ。
ところで、出現頻度的にまず同一個体だろうと思われる彼をよく見ると、2週間前はひどく傷んでいた尻ビレのあたりがきれいに復活している。
海水浴シーズンが終了し、爆裂台風も来なくなった海水浴場は、どうやら彼にとって住み心地がいい場所になっているようだ。
彼が居てくれている間に、もう一度波打ち際で光と戯れてくれるような「夏」の日がやってくるだろうか?
エルニーニョに期待しよう。
…野菜たちにとっては暖冬はピンチだけど。
※明日のこの稿は更新しません。
Posted by クロワッサン at 07:09│Comments(0)
│水納島の海