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2024年06月13日

無知なるがゆえの再発見。

2024年 6月12日(水) 雷雨

南西の風 波あり

 ここまでは恵みの雨であり続けた今年の梅雨も、やはり最期の時を迎えると、まるで断末魔のごとき咆哮の雨を降らせている。
 
 あれほど水不足と騒いでいたダムも、金武ダムあたりではオーバーフロー騒ぎになっているほか、大雨洪水警報、そして土砂災害の警報まで出てしまった。
 
 そういえば前日も局所的に短時間に相当量降ったらしく、渡久地港が赤く染まる寸前まで濁っていたっけ。
 
 おそらくこの日はインダス川状態になっているものと思われる。
 
 狂ったように山という山を切り開いている本島のこと、このような雨が降るとたちまち海辺は真っ赤に染まっていることだろう。
 
 サンゴの村宣言をしながら山を切り開いて巨大ホテル建設をいくらでも認めていく恩納村の海岸もまた、同じように真っ赤になっているのだろうか。
 
 ワタシの近未来予想では、これ以上の安易な赤土流出を防ぐ努力も工夫もしないまま、たとえ赤土が流れ出しても赤く見えなくなる化学的インチキをどこかの誰かが発明してしまいそうな気がする…。
 
 それはともかく、このような豪雨&雷雨は梅雨の最後の段階につきものなので、いよいよこれで梅雨が明ける…
 
 …という目安になっていたものだった。
 
 それが近年はその断末魔豪雨が2回3回4回5回…と繰り返されるため、まったくアテにならなくなってしまったのだけど、全体的に昔ながらの梅雨っぽかった今年の場合、なんとなく以前のような目安になりそうな気も。
 
 というわけでワタクシは、ひとあし早く梅雨明けを宣言いたします。
 
 さてさて、そんな次第で朝からずっと雷雨&豪雨だったから、とても海へ行こうという気にはならなかった。
 
 そういう時は、過去を振り返るにかぎる。
 
 そこで一昨年を振り返りながら、↓この魚をお魚コーナーに登場させておいた。
 
無知なるがゆえの再発見。

 え?今さらスカテン?
 
 …と思った方はまだまだ甘い。
 
 ではいったいこれは誰?
 
 気になる方は画像をクリック。 
 
 まったく話は変わる。
 
 一昨年どころか、遥かコロナ禍前のことなので相当昔のことながら、北のまほろばにお住いのよろず酒類専門家の方に、↓この見慣れないお酒をいただいた。
 
無知なるがゆえの再発見。

 目新しいものだからさっそくロックでいただいたところ、よろず酒類専門家としてはちょっとした変化球ということだったのだろうか、当時ゲストのみなさんとともに飲んでいた頃にお馴染みだった各種食中酒系とはいささか異なるそのお味。
 
 その「いささか異なる」具合いは「さらにもう1杯」という流れに対する大きなハードルとなり、その後一向に消費されないままになってしまった。
 
 翌年来島された際、まだこのお酒が残っていることを知ったよろず酒類専門家は、「お口に合いませんでしたか…」的に少々ガッカリされていたようだったので、これは大変申し訳ないことをしたなぁ…
 
 …と反省したのはもう何年も前のこと。
 
 そのままこのPIMM’Sはずっとキープされて幾星霜、ところが夕刻のアペリティーボタイム用黄色いお酒がついに底をついた先月、とうとう出番が巡ってきた。
 
 上記のとおり好んで飲む味ではなかったという記憶はたしかに残ってはいたものの、この際背に腹は代えられない。
 
 で、何年かぶりにボトルを手に取ったので、どういうお酒だったか確かめるためにあらためてラベルの裏面をチェックしてみたところ…
 
無知なるがゆえの再発見。

 え?
 
 味付き炭酸飲料で割って飲むものだったの??
 
 あいにく島内ですぐさまレモネードを手に入れられるはずはないものの、ポッカレモン汁と炭酸水なら手元にある。
 
 試しにそれらを投入してみたところ…
 
 美味しい♪
 
 まるで北のマスターのバーでいただくようなオシャレな味わいではないか。
 
 なんということだ、いまいち苦手…と思っていたこのお酒が、実はこのような楽しみ方をするモノだったとは…。
 
 そういえばいただいた際にそのような説明を受けていたような気がしなくもないけれど、いろんな方々とお話をしている際にはウンチク系話は、どこぞのソーリの「聞く力」と同じくらい真っ先に頭から抜けていくため、まったく記憶に残っていなかった。
 
 それもあって5年以上眠り続けることになってしまったピムス、今ここに堂々の復活!
 
 …をした途端、あっという間に無くなってしまった。
 
 我が事ながら「知らない」とはオソロシイもので、「知っているつもり」はそれ以上に損をするのですなぁ…。
 
 とにかくナニゴトであれ、知っているつもりのものはなおのこと「取説」が大事ってことを肝に銘じよう。
 
 というわけでよろず酒類専門家さん、遅ればせながらワタクシもようやく英国紳士になれましたこと、あらためまして(今さらながら)御礼申し上げます。 


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