2025年03月07日

今度はジャルクー。

2025年 3月6日(木) 雨模様

冬の北風 時化模様

 なしのつぶて状態から新たな期限が設けられたという知らせが届いたのはよかった…という話は昨日述べた。
 
 ただ、期限延長なんてことになるとは夢にも思わず先月25日から再上京していただけに、このままさらに長期滞在なんてことになったら、オタマサ実家にも留守の間のあれこれをお願いしている島のみなさんにも迷惑をかけてしまうことになる。
 
 新たな期限後については、再上京の必要が生じた場合でも一週間程度の猶予をいただけるという話だったから、ひとまず帰沖することにした。
 
 コロナ渦中は母の見舞いや葬儀のために大阪に行き来を除くとどこにも旅行に行かなかったから、毎年恒例の旅行に費やす飛行機代はずっと浮いていたのだけれど、ここにきてその空白を取り戻すかのように飛行機ばっかり…。
 
 というわけでこの日午前中に「We'll be back.」と言い残してオタマサ実家をあとにし、一路羽田空港へ。
 
 いつもはANAを利用する我々ながら、今回はいろいろあってJAL。
 
 京急の駅を降りたあと進む方向からして違いがある両社だから、もちろんのことチケット購入やチェックインの方法もけっこう異なっている。
 
 このところ飛行機搭乗が立て続いたおかげでようやくANAのチケット購入や自動チェックインその他ハイテクシステムに慣れてきたところだというのに、またしても未知なる世界が待ち受けているのだ。
 
 ANAの自動チェックイン機がその昔の公衆電話のようにズラリと横並びなのに対し、JALのチェックイン機は、まるでコジャレた立ち飲みバーの丸いカウンターのように機械がサークル状に並んでいたから、最初はどこにチェックインマシンがあるのかピンと来なかったくらい。
 
 しかも、ANAの場合はチェックインとバゲージタグの機械は別々なのに、JALではチェックインする際に機内預け荷物の有無を問われ、「有」をタッチするとタグがニョロッと出てくるシステムだった。
 
 うっかり八兵衛のワタシなど、荷物があってもうっかり「無」をタッチしてしまうかもしれないというのに、そうなるとどうなっちゃうんだろう?
 
 機内預け荷物のマシンも勝手が違っていて、JALの場合はトレーに荷物を載せてから。
 
 そのとおりにしてチケットのQRコードをピッとやったところ、
 
 「タグが見えません」
 
 などという(意味の)メッセージが。
 
 誰がどう見ても思いっきりタグをつけてあるのに、見えないとはナニゴトだ。
 
 …と思ったら、バッグの持ち手につけてあるタグは、トレーの外側にビヨン…と出ていたのだった。
 
 どうやらタグ確認用のカメラの画角は、トレーの範囲だけらしい…。
 
 航空会社の経費節約のためには無人カウンターシステムは欠かせないのだろうし、利用している方々もハイテク装置を使いこなしている自分に酔えるのかもしれないけれど、やっぱ昔の友人カウンターのほうがよっぽど便利だったよなぁ…。
 
 今回JALを利用するにあたって大きなハードルだったチェックインを無事に終えたら、腹が…
 
 …減った。
 
 ポン…ポン…ポン
 
 よし!店を探そう。
 
 綺羅星のごとくある羽田空港ターミナルの飲食店のこと、井之頭五郎のようにあれでもないこれでもないとうろつけば、それだけで時間が過ぎてしまう。
 
 しかし前回同様、我々には最初から目的の店があった。もちろん…
 
 JAL側のcuud!
 
 しかしこの広大なターミナル、どこに目当てのcuudがあるんだろう?
 
 まずはターミナルの案内看板を見てみよう。
 
 すると…
 
 あった!
 
 しかも…
 
 チェックインカウンターの目の前!
 
今度はジャルクー。

 慣れぬJAL利用で路頭に迷いかねない我々のためにあるような立地ではないか。
 
 店内の券売機システムは同様ながら、ミニシアターのようだったANA側cuud略してアナクーとは違い、JAL側cuud略してジャルクーは飲み屋のようなコの字カウンターで、旅行者としては席の背後に広めの荷物置きのスペースがあるのが便利(アナクーでは座席の脇に荷物入れが置いてある)。
 
今度はジャルクー。

 アナクーとジャルクーの違いは、客席と荷物置きスペースだけではなかった。
 
 アナクーでは小瓶のビール@650円だったものが、ジャルクーでは生ビールなのだ@700円。
 
 いささか高め設定ながら、空港店だもの、ゼータクは言えない。
 
 というわけでさっそく出てきた生ビール、そのグラスは…
 
 …あまりにも小さかったのだった(涙)。
 
 まるで激痩せモデルなみにやせ細ったグラスに注がれた生ビール、ワタシならずともビールを愛する方々であれば3口くらいで飲み干してしまうことだろう。
 
 なみなみと注がれた状態でグラスを撮ってもそのショックを表現する術はワタシにはないので、ショック度合いを優先して表してみるとこんな感じ。
 
今度はジャルクー。

 もちろんこれは2口3口飲んだあとだけど、「少なッ!」というショックはこれくらいだったの。
 
 これをロンドンあたりのパブで出そうものなら、たちまちちゃぶ台返しだろうなぁ…。
 
 生ビールには涙しても、カレーうどんには健康的な汗。
 
 やってきました、カレーうどん。
 
今度はジャルクー。

 トレー上の顔ぶれはアナクーと同様で、説明書きももちろん同じ。
 
 ただ、これは前回同様ノーマルカレーうどんなんだけど、前回よりも酸味を強く感じたのは、生ビールショックのせいだろうか。
 
 まぁとにかくこのカレーうどんは美味しいのですよ。
 
 こんなに書いてるのにまだお試しになっていないアナタ、是非一度お立ち寄りください。
 
 さて、14時15分羽田発の飛行機は、ほぼほぼ定刻に離陸し、定刻よりほんの少し遅れて17時6分に那覇到着。

 たとえ定刻どおりに飛行機が到着しようとも、機内預け荷物があると、荷物が出て来るまで空港を後にできない。
 
 一方恃みとするやんばる急行バスは、17時30分のあとは18時40分になる。
 
 そもそも17時到着という時点で17時30分に間に合うことを期待するほうが無理というものだけど、そうなるとそこから1時間以上待つことになるのがなんとも切ない。
 
 でも到着が17時過ぎになって、しかも荷物が出てくるまで時間がかかるとなれば、やはり17時30分発は無理だろうなぁ…
 
 …と思いきや。
 
 個人的飛行機搭乗史上、最速で2人分の機内預け荷物が出てきた!(前から10番目くらい)
 
 ひょっとしてこれなら?
 
 間に合った!
 
 発車5分前に乗車できるだなんて、夢にも思わなかったなぁ…。
 
 ジャルクーの思いがけない立地といい、機内預け荷物の最速記録といい、プチラッキーが重なるとそれだけでシアワセになれる安上りな我々なのだった。


同じカテゴリー(街の美味いもの)の記事
弥生三月冬アララ。
弥生三月冬アララ。(2025-03-05 09:02)

所沢散歩。
所沢散歩。(2025-03-01 09:32)

cuudで食うど!
cuudで食うど!(2025-02-17 07:27)

東京のナポリ。
東京のナポリ。(2025-02-11 09:25)


Posted by クロワッサン at 09:27│Comments(2)街の美味いもの
この記事へのコメント
孫の卒業式に出席(するつもり)の私は15時05分発でした…。
Posted by IKAMAMA at 2025年03月07日 10:11
まさに「ニアミス」でしたね(笑)。
でも秘密基地は僻地ゆえ、たとえ50分のアドバンテージがあっても、
IKAMAMAさんがお孫さんの元へ到着するほうが、
我々が本部町にたどり着くよりも遥かに早かったはず(笑)。
Posted by クロワッサン at 2025年03月07日 13:09
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。