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2024年10月18日

オリオンビアバー。

2024年 10月17日(木) 晴れのち午後から雨そして夕刻晴れ

南東の風 おだやか

 10日ぶりに本島まで買い出しに。
 
 ランチタイムにはどこぞのそば屋でもよかったのだけど、久しぶりにパンチョリーナのパンを食べたくなったので、混雑する前に寄って至宝のカツサンドその他を買い、のんびり総菜パンを食べるべく羽地ターブックヮへ。
 
 通学路が水田地帯だったワタシには懐かしい風景のターブックヮながら、畑作地帯だったオタマサには今なお新鮮な景色なのである…
 
 ということはわかるけれど、そう何度も足を運ばなくても…
 
 でもオタマサにとっては「定点観測」なのだそうである。
 
 といいつつ、写真を撮っているのもリポートしているのもワタシだけど。
 
 で、ひと月半ぶりに訪れた羽地ターブックヮは、現在↓こんな感じになっていた。
 
オリオンビアバー。

 ちなみにひと月半前は↓こういう状態だった。
 
オリオンビアバー。

 さすが亜熱帯の二期作、あっという間といっていい成長ぶりだ。
 
 実れば実るほど頭を垂れる稲穂には、もちろんお米がびっしり。
 
オリオンビアバー。

 当選すればするほどふんぞり返る政治屋のみなさんには、けっして真似できない稲穂の謙虚な姿勢…。
 
 こうして実ってくれていれば、台風も来ていないことだし今年もきっと豊作なのだろう。
 
 来沖観光客がお米を買い占めさえしなければ、基本的に米不足とは無縁の沖縄、その無縁の秘密が「県産米」だ。
 
 20世紀のその昔、冷夏のために思いがけず全国的に米不足になってしまった際にも、沖縄地方はまったく不足していなかったのだから、当時の県産米の生産量はなかなかのものだったのだろう。
 
 30年以上前になる当時と比べ、はたして現在の県産米の生産量はどういうことになっているのだろう?
 
 10年後には、ここに「羽地内海を見渡せるリゾートタワマン」が建っていても不思議じゃない歪バブルの世の中だからなぁ…。
 
 と、田んぼを眺めながら米農家の将来に憂いを抱きつつ、総菜パンを食べている我々なのだった。
 
 ご飯粒のお弁当じゃなくてすみません…。
 
 ともかくこれで、月に一度は発生するオタマサの「田んぼ行こう!」欲求はすっかり満たせたのであった。
 
オリオンビアバー。

 ああ、昼まではこんなに晴れていたのに…。
 
 実はこの日、渡久地港に最終便が到着して以後の時間帯で、人と会う約束があった。
 
 といってもどこぞで酒を酌み交わすといった遊興の約束ではなくて、オシゴト上のとある調査の一環として、ワタシを対象にヒアリングしたいとのこと。
 
 場所はテーブルと椅子さえあればどこでもいいということで、では谷茶公園のテーブルセットで…という話になっていたのだ。
 
 こういう時に喫茶室ルノアールとか談話室滝沢のようなものが渡久地港近辺にあればいいのだけれど、もとよりそんな気の利いたものはなく(談話室滝沢も今はないそうですね…)、フツーの喫茶店も無く(あるけど開いてない…)、、この頃増えているカフェだなんだはたいてい15時、16時、遅くても17時まで。
 
 頼みの連絡船ターミナルも17時過ぎには閉めちゃうから、渡久地港周辺となるとホントに公園のベンチくらいしかない。
 
 依頼者はその谷茶公園の様子をご存知で、そこで充分ということだったのだけど、なんとも無情なことに、午後遅くから本格的な雨に。
 
 こんな雨では公園のベンチで話せるわけもなく、渡久地港を湾奥まで行ったところにある立派な四阿でも雨が吹き込んできそう。
 
 かくなるうえは、マハイナホテル敷地内のスタバにでも…
 
 …と海洋博方面を目指していたところ、ヒアリング依頼者であるHさんが心当たりに連絡を取ってくださり、思いがけず立派な場所での「談話」となったのだった。
 
 その場所とは…
 
 オリオンホテル モトブリゾート&スパ!
 
 備瀬のフクギ並木入り口に、まるで屏風のごとく立ちはだかる巨大ホテルである。
 
 こんなところにこんなホテルを許可する(当時の)沖縄県行政の程度の低さに腹を立てて以来、姿は目にしていても中に入ったことなどこれまで一度もないリゾートホテル。
 
 、巨大展望風呂だけでなくホテル内の様々な施設は宿泊客以外の利用も可能で、もちろんオリオンビアバーでも、たとえビールを飲まずとも利用OKとのこと。
 
 まぁしかしさすが巨大リゾート、その後背地で暮らす様々な県民のゲンジツなど雲の下の遠い下界であるかのごとく、フロアはどこもかしこも完全オーシャンビューの絶景だ。
 
 もちろんビアバーも、ビューティホーサンセットビュー。
 
 どんなところかご存知ない方は、こちらをご参照ください。
 
 さきほどはあれほどの雨模様だったというのに、ホテルに着いたあとはすっかり雨も上がり、奇しくも夕景のゴールデンタイムに時間を設定していたおかげで、まさにリンク先の風景のような、夕刻の水納島や伊江島、そして一望の東シナ海を眺めながらのなんともゼータクなひとときとなったのだった。
 
 いやはや、谷茶公園のベンチとは大違い。
 
 ところで、こんなところでいったい何についてのヒアリングなのかというと、島内におけるキャッシュレスの状況について。
 
 まぁ当店をご存知の皆さんはよりによってワタシにその質問?と思わず鼻で笑われたことだろうけれど、あらかじめ設定されていたご質問に応えつつも、最も伝えたかったことを伝えることはできたと思う。
 
 最も伝えたかったこととはすなわち、首都圏をはじめとする都会では「当たり前」のことが、いかに僻地では当たり前ではないか、というところ。
 
 それをお伝えすることができただけでも、こんな立派な場所で「談話」させてもらった甲斐はあったというものか。
 
 ところで。
 
 実は今回ワタシに依頼された方は、コロナ禍前に毎年ご夫婦で潜りに来てくださっていた当店のゲスト。
 
 なので水納島のことはよくご存知なので、我々が不在中の日中に島に渡り、班長ヤスシさんやリョウセイさんにもいろいろ話を伺ってこられたのだった。
 
 台風にご来島を阻まれること神懸かり的な記録を持つ彼は、過去には泡波の益々繁盛=升升半升すなわち二升半のボトルを抱えてご来島されたこともあるくらいだから、いうまでもなくお酒が大好き。
 
 でもあくまでも今回は「シゴト」なので、同僚の方ともども、ビアバーでソフトドリンクという、プライベートではありえないチョイスしかなかったのだった(もちろんワタシも車で来ているからソフトドリンクです)。
 
 そんなこんなで、夕景を眺めながらのヒアリングも、そろそろ夜の帳が降りてきた頃に終了。
 
オリオンビアバー。

 プライベートなら顔出しOKなHさんながら、本日はオシゴトなので、失礼して目線を入れさせていただきました。
 
 これがプライベートであれば、間違いなくこの時間でオリオンビールを10杯くらい召し上がっていたことだろう彼は、この夜那覇で同僚の方とフィーバーされたに違いない。
 
 というわけで、ひょんなことから初めて足を踏み入れることとなったオリオンホテル。
 
 ビアバーのオリオンビールは、オリオンだけにすべて極上品に違いなく、一般客利用OKなら我々だって散歩のついでにビアバーを利用できるではないか。
 
 そりゃホテルのバーだもの、少々お値は張るだろうけれど、夕景を眺めながらの生ビールにはその価値が充分ありそう。 
 
 こりゃ近いうちに実現できそうだ♪


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Posted by クロワッサン at 08:28│Comments(2)日々の徒然観光
この記事へのコメント
ビアバーいいですね♪
最低気温3度から最高気温30度は暑いですね‥
Posted by クラシック at 2024年10月18日 18:36
おお、そういえば野球大会でしたね!
時差ボケならぬ温度差ボケでコンディションレッドにならないよう、くれぐれもお気をつけくださいませ。
あ、それと飲みすぎも(笑)。
Posted by クロワッサン at 2024年10月19日 05:31
 
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