てぃーだブログ › 徒然海月日記~つれづれくらげにっき~ › 昆虫記 › やんばるの音2024。

2024年10月19日

やんばるの音2024。

2024年 10月18日(金) 晴れ

南東の風 波あり

 日中は渡久地港で船台の手入れをしたり、秘密基地で作業をしたり(オタマサは畑作業と剪定作業)して過ごしたあと、午後遅めに島に帰還。
 
 前日と違ってこの日は雨に祟られることもなく、おまけに南東の風になっているからやけに暑い1日だった。
 
 この季節に島から本島へ、あるいは本島から島に戻ってくると、周辺から耳に入ってくる音があからさまに異なっている。
 
 セミの声だ。
 
 この季節に島で聴けるセミの声といえば、ジーワジーワことクロイワツクツク。
 
 聞き慣れない声だから、観光客の方々のなかには、セミの声とは知らないまま耳を素通りしているってことのほうが多いかもしれない。
 
 これが渡久地港周辺になると、ジーワジーワの鳴き声はほとんど聴こえず、ほぼオオシマゼミの鳴き声ばかりになる。
 
 オオシマゼミの鳴き声は、いわばやんばるの音。
 
 ドライブで中南部方面から北上してくると、この声が聴こえてきて「やんばる」を実感される方も多いことだろう。
 
 一方で地元の方にとってはオオシマゼミの声こそ「セミの声」だから、水納島ではこの鳴き声は聴くことができないというと驚く方もいらっしゃる。
 
 オタマサによると、先だっての軽トラの修理代を支払いに訪れた古堅自動車さんの事務所でも、そんなセミの話になったそうな。
 
 例によっていつものごとく、誤解を生む言い方を平気でするオタマサなので、「水納島ではセミの鳴き声が違うんですよ」とかなんとか言ったのだろう、それを聞いた事務のスタッフさんは
 
 「え?水納島ではセミの鳴き方が違うの?」
 
 いやいや、種類が違うのでございます…。
 
 同じ季節でも島に行くと鳴いているセミの種類が異なる、ということが、事務スタッフさんにはとても新鮮なオドロキのようだったという。
 
 ことほどさように地元の方にはセミといえばこの声といっていいオオシマゼミながら、低地にはなかなかいないので、周辺の山や森から響き渡る声は聴けても、その姿を拝む機会はそれほどない。
 
 ところが秘密基地周辺は津波騒ぎが起こってもまったく無縁でいられるくらいだからオオシマゼミも多く、この日は駐車場そばの木で高らかに声を響かせているオオシマゼミの姿を拝見することができた。
 
やんばるの音2024。

 クロイワツクツクより大きいとはいえ、せいぜいリュウキュウアブラゼミ程度。
 
 姿が見えなければ、こんな小さな体から発せられているとは想像すらできない鳴き声の大きさ、そのボリュームを動画で…
 
 
 
 写真を撮っていた際のズームのまま撮っちゃったので、手振れしないようにすればするほどブレてしまったけど、声を聞く分には問題ないですよね? 


同じカテゴリー(昆虫記)の記事
世界初級の実験。
世界初級の実験。(2024-10-05 05:41)

求む、孟母三遷。
求む、孟母三遷。(2024-10-04 05:46)

コブナナフシ。
コブナナフシ。(2024-06-22 07:39)


Posted by クロワッサン at 06:54│Comments(0)昆虫記
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。