2025年03月17日
北風小僧がささやいた。
2025年 3月16日(日) 雨のち曇り
北西の風 時化模様
夜のうちに風は北に回り、冷たい空気が大量に運ばれてきた。
3月も半ばというのに、冬に逆戻り。
機能停止級ってほどではないにしろ、強風吹きすさぶ中ずっと風に当たりっぱなしでいたら、きっと心臓は停止してしまうことだろう。
以前も触れたように、3日もあれば人間の脳は環境に適応するというのはまことに不思議なもので、今月6日に一時帰沖のつもりで秘密基地まで戻ってきた夜、シャワーからパンイチで出てきてもまったく寒さを感じなかった。
やっぱ沖縄は暖かいなぁ…
…と思っていたところ、寒暖計を見たら16度しかない。
フツーだったら暖房をつけるかどうかという低温だというのに、気温ヒトケタの世界に適応していた脳には、16度はたいそう暖かかったのだった。
もっとも、それを暖かく感じていたのは束の間のことで、翌朝にはすっかり元に戻ってしまった。
脳が元に戻るには3日も必要としないらしい…。
帰沖後10日も経つと、この日の気温でもけっこう寒い。
~♪
北風小僧がささやいた
息が白く弾んだら…
今夜は 今夜は~~~
オタマサおでん♪

今冬も絶好のおでん日和が何度もあったものの、あいにくずっとおでんどころではなかったために一度もチャンスが無かった我々だから、これが今季初おでん。
いったい何人家族なんだ?ってくらいに大量の具材をでっかいお鍋で朝から煮込んでいただけあって、直径10センチはある大根すら握力5しかないヒトでもお箸で取り分けられるほどで、これがまた美味しいんだわ。
どうせなら大根は裏あたいで成育中のオタマサ産で…と予定していたらしいのだけど、あいにくの雨。
大根のためにずぶ濡れになるのもバカらしい。
そんなときでも心配御無用、冷蔵庫にはリョウセイさん大根の備蓄もたっぷりなのだった。
ちなみに沖縄のおでんに欠かせないレタスはヒミツの畑産で、オタマサによると先日出掛けた際にはまだちょいとばかり収穫するには早いくらいだったそうなのだけど、このように欠航が続く見込みだったから、ちょい早めでも収穫してきたモノ。
いまだにレタス入りおでんを試したことがない方、これがけっこう合うんですよ、ホントに。
野菜といえば、副菜プレート。

ブロッコリーはトシおばさんから、カリフラワーはナリコさんからそれぞれいただいたもので、実はどちらもオタマサがお裾分けした苗が育ったものだったりする。
いわば逆輸入ながら、同じ苗がほぼ同じ島の土壌で育っているだけに、美味しさもまったく同じ。
調味料など何もつけずとも、蒸すだけでなんとも甘い蕾たち。
でもちょっと味変したいときには、バーニャカウダなどいろいろとあるなか、最近ヒトからいただいた↓これもなかなかいけますぜ。

すでにけっこう使用しているので、表面デコボコですみません…。
おフランスの東部地方では「夏でもチーズフォンデュ―を食べたい」というワガママなヒトが多いらしく、その需要に応えるべく昔からその地方ではこういうもの(カンコワイヨット)が作られているのだそうな。
なんでもかんでも手の込んだ調理をしてソースや何かをかけなきゃ気が済まない方々だから、きっと蒸しただけの野菜の旨さなど知る由もないんだろうけど、なんでもかんでもかける文化だけにこれはこれで美味しい。
スーパーのブロッコリーでも、ちょっとした高級野菜に変身するかも。
ところで、さきほどの野菜プレートに慎ましく載っているトマトは…

プチと中玉のローストトマト。
これまた先日ヒミツの畑からオタマサが大量に収穫してきたもので、半分にカットしたものをズラリと並べてローストしたこの時期恒例のオタマサスペシャルだ。
ローストして余計な水分が出た後のトマトが、またスペシャル級の甘さ。
甘いといっても甘味料のようないやらしい甘さではなく、爽やかな春の風のような心地よい甘さだから実に美味しくいただける。
昨夕はこれを大量に使って…

…春のパスタ♪
まったくもう、雨降りばかりでろくろく運動もできないというのに、美味いもん食ってばかりいるワタシはどうしたらいいのだ。
< 知らねーよ。