2025年02月21日
Both in Winter。
2025年 2月20日(木) 曇り
北東の風 やや波あり
この一週間では最も風が弱くなり、連絡船も奇跡の(?)2日連続通常運航となった。
ただし翌日については早くもこの日の時点で欠航が決まっており、船長からその旨を告げる連絡があった。
それによると、明日の欠航は確実で、下手をすると24日までずっと欠航になるかも…とのこと。
となれば、25日午前の飛行機で上京する我々は、この日のうちに島を出ておかなければならないのか?
もっとも、欠航の可能性があるとはいえ、本格的に時化るのは24日で、それまではプチ荒れ程度で済みそうな予報になっている。
であれば、どのみち自分たちのボートで本島まで出なければならないわけだから、もう少し様子を見て、行けそうなタイミングで…
…ということで翌日まだ風が出てくる前の早朝にしようと思っていたところ、夜明け前には早くも風が強まる予報に変わり、しかも未明からずっと雨になるっぽい。
さすがにそんな状況でボートで行くのは辛すぎるから、1日待つことにした。
これで土曜もヤバくなって、日曜も月曜も…
…なんてことになったらどうしよう。
さてさて、この日はほんの束の間晴れ間が出るタイミングもありはしたものの、朝からおおむね曇り空で、春の陽気はいったん3万光年彼方まで撤退してしまったらしく、特に朝は相当寒かった。
激しく寒ければ暖房をつけるけれど、ちょっと寒い程度だとゼータクは敵だから、ちょっと寒い時のほうが遥かに寒い…。
そんな寒空の下で、朝からセッセと畑仕事をしているヒトがいた。
リョウセイさんである。
普段留守がちなところへもってきて欠航が続いていたから、ここぞとばかりに畑の雑草排除作業をしているようだ。
スクスク育っている大根の間引きもしていたようで、午後になってから、間引き大根をお裾分けしてくれた。
それもこんなにたくさん。
これくらい若い大根だと葉っぱも美味しくいただけるんだけど、この時点ではまだ翌朝島を発つ予定だったために、オタマサの手によって本体も葉も漬物に変身することとなった。
それでも葉っぱが多すぎるから、残りは明日のガメ公の食事に。
2週間もしたら食べ頃を迎えるであろうリョウセイさんの大根、例年のように「適当に抜いて食べて!」とリョウセイさんが言ってくれることを期待しておこう。
夕刻、デッキの上から見上げた電線にいた鳥さんは、昨年11月以来となるこの方だった。
(おそらく)シマアカモズ。
沖縄で観られるモズの仲間は、そのほとんどがアカモズの亜種シマアカモズである、ということなのでシマアカモズと勝手に思っているのだけれど、ではそもそもアカモズとザ・モズとでは、どこがどう違うのだろう?
幸いなことに、先日埼玉のオタマサ実家の近くではモズをよく見かけ、散歩中にも出会っていた。
目にかかる黒帯が異なっているようにも見えるけれど、いまいちよくわからん。
両者を識別するためのチェックポイントを調べてみたところ、そのひとつに
「背中の色が、アカモズは明るい茶色。モズはグレー部分もあり」
というものもあった。
オタマサ実家では背中側を撮ることはできなかったものの、背中が見える別個体の写真がある。
ホントだ、たしかにグレーっぽい。
電線のシマアカモズちゃんも、背中を見せてくれないかなぁ…。
あ、見せてくれた。
おお、茶色っぽい!
依然としてアカモズとシマアカモズを見分けるポイントは不明ながら(あるのか?)、少なくともザ・モズじゃないことだけはたしかなようだ。
アカモズは本土では夏鳥として渡ってくるそうだから、今の季節には観られないはず。
沖縄と埼玉を行き来しているおかげで、真冬にどちらも観ることができた我々は果報者である。
< そんなことで「果報」と喜んでいる場合か?