2025年01月12日
ミルフィーユには柚子胡椒。
2025年 1月11日(土) 雨がちの曇り
北の風 うねりあり
激冷えの1日から一夜明けると、朝こそ氷雨がパラついていたけれど日中はときおり日差しも出て、常識的なオキナワの冬に戻ってくれた。
でもやっぱり寒い…。
3日間留守番させられていた鳥さんたちの世話のため朝イチ便で島に戻るオタマサを渡久地港まで送った後、ワタシは引き続き秘密基地。
昨日から手をつけている作業の続きだ。
スライド丸ちゃんステーションは、高さを揃えるために空母赤城状態になっている…ということは先日お伝えしたとおり。

で、この空隙部分を有効利用することにし…

…それぞれのスペースに引き出しをつけた。

台の奥行をそのまま使っているから、裏側もピッタリ。

以前までならややハミ出るとか2ミリほど足りないということが当たり前だったのに、測ったとおりのピッタリ感は、これすべてスライド丸ちゃんのおかげ。
丸ちゃん、エライ!
引き出しひとつひとつの収容力は大したことはなくとも、電動工具の取説とか紙ヤスリなんかを入れておくにはちょうどいいし、なにかというとすぐそのへんに転がりだす細々したものをしまっておく場所としても申し分ない。
ちゃんと片付けておくとどこにやったかすぐに忘れるけれど、この引き出しの存在を忘れることはなさそうだし…。
あとひとつ分同じサイズのスペースが残っているものの、材料が無くなってしまったので本日はここでジ・エンド。
2時過ぎにサンエーに寄り、夜に香る黒エールを1パック買ってから渡久地港を出航した。
実に6日ぶりの島への帰還…。
久しぶりに戻ってくると、年末年始には沈黙を保っていた港の工事が、留守中にチョロッと進んでいた。

ユンボが防波堤に上陸し、解体作業が進められている。

防波堤からひっぺがえしたコンクリートブロックを、新たに造る構造物の資材として再利用する作戦だ。
そのためには剥がしたブロックを移動させねばならず、防波堤に作業台船を横付け…というか縦付けして資材を積み込み、作業台船が少し移動して桟橋に下して…
…と昨年3月の説明会では言っていたけれど、作業台船から桟橋に下して何かに積み込んで海岸まで運んで…なんて面倒なことをするより、直接作業台船で海岸まで運んだほうが早いと思うんだけど、段取りの悪さにかけては他の追随を許さなそうな業者さんのこと、はてさていったいどうするんだか。
世間は3連休だというのに、土日もなく、しかも夜通し作業しているみなさんは、落札という名の貧乏くじを引いてしまったことに後悔しきりかもしれない。
いずれにしても、しつこく何度も言うけど当初の工程表どおり進んでいたら、この作業を昨年の7月~8月にやろうとしてたんですぜ、北部土木事務所都市港湾斑は。
今この時に消費税を15パーセントに上げようと目論んでいるのと同じくらい、狂っているとしか思えない。
そんな狂乱行政禍を耐え忍ぶには、美味しいものが欠かせない。
本日久しぶりに島に戻ってきた最大の楽しみといえば、ほかでもない…

白菜と豚肉のミルフィーユ♪
昨季は空前の暖冬のために、収穫前の白菜が畑でことごとく溶けてしまったため、毎冬恒例のコイツをちゃんといただくチャンスは一度も無いまま終わってしまった(ズタボロ白菜の食べられる部分を選り分けて無理矢理「のようなもの」は作ってくれたけど)。
でも今季は異常なくらいに寒い日が多いおかげで、白菜たちはとっても順調だ。
でまた寒さのおかげか、白菜の甘いことといったら!
白菜なんて中身は水分だけ…と思っているのならそれは大変な誤解だ。
旨味と甘味がぎっしり詰まった美味しい美味しい白菜は、お出汁の効いた鍋の味をいっそう引き立ててくれる。
いつものように一人用の鍋を2つ使っているので、一人一鍋の中身は白菜半分、すなわちオタマサと二人で白菜丸々1個一気食いだ(ちなみにタイニー種です)。
そんなミルフィーユに欠かせないのがこちら。

自家製柚子胡椒♪
数年前にゲストから柚子胡椒レシピを伝授していただいたものの、柚子が手に入らないとどうしようもないところ。
沖縄で柚子を手に入れるのはかなりムツカシイのだけれど、我が家には昨年末に柑橘女王からいただいた大量の柚子がある。
その柚子とハーブ園の島唐辛子のまだ熟れてないものを使い、オタマサがお正月に作った大量の柚子胡椒…
…はまだ冷蔵庫で寝かせているので、本日使用したのは昨季作った分。
これを取り皿に少々かつ適時投入すると、ただでさえ美味しいスープがなんとも格調高い逸品に変身する。
ああ美味しい、すごく美味しい……。